3月29日に発表された米国の研究によると、宇宙飛行士の心臓は宇宙にいるとより丸くなり、微小重力の中で長時間過ごすと心臓の問題を引き起こす可能性があることが示唆された。これは、火星に長期間の探査ミッションに乗り出したい人々にとっての困難を意味するかもしれない。ワシントンで開催された米国心臓病学会の会合で発表されたこのデータは、宇宙で超音波検査を受けた12人の宇宙飛行士を基にしている。宇宙飛行士たちの心臓は、微小重力の中で9.4%球状に近づき、またはたらきが弱まった。地球に戻った直後、宇宙飛行士たちの心臓は通常に戻り、より楕円形の形状になった。