「怪物」と称される井上尚弥選手は4月6日、偉大さへの第一歩を踏み出した。
その20歳(井上選手のこと)は、メキシコの王者アドリアン・エルナンデスを6ラウンドTKOで倒し、大田区総合体育館で開催されたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで新王者となった。
井上選手はそのタイトルを獲得するのにプロ6戦しか要せず、これは世界王座を手に入れた日本人ボクサーの中で最も少ない。その前には、現在のWBAライトフライ級王者である井岡一翔選手が7戦目にして初のチャンピオンベルト(WBCミニマム級)を手にしている。
「どの階級で闘うにしても一番になりたい。それを達成するために、できる限り厳しいトレーニングを積みたい」と井上選手は語った。