路上の犬のふんにうんざりしたスペインの町は、ペットの後始末をしなかった飼い主を捕まえるために探偵を雇ったと、当局が4月2日に発表した。
マドリードの北方に位置する歴史的な町、コルメナル・ビエホの市長室によると、罰金や警告の標識では飼い犬のふんを持ち帰るように一部の飼い主を説得できなかったという。
そこで、犬を散歩させる飼い主たちは、プロの「犬の探偵」によって監視されることになった。探偵は町を回り、怠慢な犬の飼い主たちを現行犯で捕まえる。
「この人物は、通りや公共の場所をこっそり監視する」と町役場は声明で発表した。
「彼らの仕事は、犬のふんを後始末しない飼い主を現行犯で撮影し、この証拠を報告書と共に警察の手続きにおける証拠として提出することだ」
町役場によると、違反者は最大150ユーロ(21,000円)の罰金を課され、常習犯はさらなる処罰を課せられる可能性があるという。
「犬の飼い主のほとんどは、不適切な場所でペットにふんをさせず、ふんの後始末をすぐにする責任感のある人々だ」とコルメナル・ビエホのミゲル・エンジェル・サンタマリア市長は話した。
「しかし残念なことに、他人への配慮に欠ける人々が少数いる」