米国の都市、オレゴン州ポートランドは、10代の若者が貯水池におしっこをしているのをカメラがとらえ、この1億4,400万リットルの飲用水を捨てると、当局者らは4月17日に発表した。この水は、試験で汚染が見つからなかったにも関わらず捨てられる。
この19歳の青年は、4月16日の早朝に2人の友人と一緒にいるところを目撃され、鉄製のフェンス越しに貯水池に放尿するところをカメラがとらえていた。
ポートランド水資源局のスポークスマン、ティム・ホール氏はこれほど大量の水を捨てるのは過剰反応だという提案を退けた。
「我々は、豊富な供給があってうらやましがられるような立場にある … したがって、この水を放出しても市や顧客に経済低影響を全く与えなかった」と同氏は述べた。
しかし、この決定は、さらに南部の米国西海岸でひんしゅくを買った。ここではカリフォルニアがここ数十年で最悪の干ばつによって苦しんでいる。
「ポートランド水資源局の職員たちよ、本当に、カップ1杯や2杯の人間のおしっこのために、3800万ガロンの飲料水を捨てる必要があるのですか?」と『ロサンゼルス・タイムズ』紙の論評が疑問を呈した。
警察は、刑事告発するかどうかを決定するために、この監視カメラの映像を確認していると、ホール氏は述べた。