アメリカの研究で4月22日、牛糞には抗生物質への耐性を高める遺伝子が多数含まれていることが分かった。エール大学の科学者らの研究で、コネチカット州の農場から少数の乳牛の糞をサンプル採取した。科学者らは採取した糞から80種類の特異な抗生物質耐性遺伝子を発見した。これらの遺伝子は牛の胃腸のバクテリアに由来する。およそ4分の3は知られていない遺伝子だった。遺伝子配列の分析によると、これらの遺伝子は科学的に既知の遺伝子とは遺伝的に遠縁であることが分かった。研究者らは、採取したサンプルがたった4頭の牛からの5点だったことを考えると、発見した抗生物質耐性遺伝子の数に驚いていると話した。