受精は、卵細胞と精細胞が互いを認識し、結合して胚を形成したときに生じる。しかし、両者がどのようにして互いを認識するかは謎のままだった。
4月16日、英国の研究者たちは、卵細胞の表面に存在するタンパク質を特定したと発表した。このタンパク質は、精細胞の表面にある別のタンパク質と相互作用し、これら2つの細胞が結合することを可能にするという。「ジュノー」と呼ばれる卵細胞のタンパク質は、哺乳類の生殖に必要不可欠である。これら2つのタンパク質は、避妊治療の改善や、新しい避妊薬の開発を導くことに役立つ可能性があると、研究者らは述べた。