イギリス北東部の犬の飼い主が、高齢のロットワイラーが今月末の欧州議会選挙の有権者として登録された後、警察の対応に脅かされていたことが、4月30日に明らかになった。
地元紙イブニング・ガゼットによると、ニューカッスル近くのストックトン在住の警備員、ラッセル・ホイルさん(45)は、警察当局から事情聴取を求められ、ペットの犬「ゼウス(Zeus)」を有権者登録したことで罰金もしくは禁錮刑すら受ける可能性があるという。
ホイルさんは、選挙人名簿のために住民の名前を調査しに自宅にやって来た職員の混乱を非難した。
「『私と妻がいて、息子は選挙権を満たす年齢ではない』と言ったのを覚えている」とホイルさんは振り返り、次のように職員に冗談を言ったと付け加えた。「ゼウスもここに住んでおり、彼は犬年齢で63歳だ」
その後、「ゼウス・ホイル」宛てに投票用紙が自宅に届き、5月22日の投票日に投票するためにこの犬がどこに行けばいいかという情報が書かれていた。
地元議会は調査を開始し、この事件を警察に届け出て、次のように述べた。「選挙人名簿の登録用紙に虚偽の情報を提供することは違法である」