ダルビッシュ有選手は5月9日、またしてもあと1人でノーヒットノーランを逃した。8-0でテキサス・レンジャーズの勝利に終わった対ボストン・レッドソックス戦で、デビッド・オルティス選手に安打を許した。
「これを経験したのは2回目だが、この調子で投球を続けていけば、いつか叶う(ノーヒットノーランを達成できる)だろう」とダルビッシュ選手はテキサス州アーリントンでの試合の後で述べた。
新人で二塁手のロウグネド・オドール選手はオルティス選手が放ったヒットに飛びついて捕ろうとしたが、ボールに手が届かなかった。もしレンジャーズが内野の守備位置を右寄りにシフトさせなかったら、ありふれたセカンドゴロになっていただろう。
ダルビッシュ選手は昨シーズン、対ヒューストン戦で9回2アウトで完全試合への挑戦に失敗した。今回は、ヒットの後で彼はひざを折った。そして、テキサス・レンジャーズのロン・ワシントン監督がマウンドにゆっくりと歩いて行った。
ダルビッシュ選手がマウンドを降りる際、45,392人の観客が「ユウー!」と唱えて健闘をたたえた。