新種の鳥インフルエンザが南極に生息するアデリーペンギンから初めて検出されたが、このウイルスはアデリーペンギンの病気を引き起こさないようだと、研究者らは5月6日に発表した。
このウイルスは、科学で知られている他のどの鳥インフルエンザとも異なると、米国微生物学界のジャーナル、「mBio」で発表された報告は述べた。この発見は、鳥インフルエンザウイルスは南極まで南下し、ペンギンの個体群の間で維持され得ることを示している。
これまでの研究でペンギンの血液にインフルエンザの抗体が存在する証拠が発見されているが、ペンギンの体内から生きた鳥インフルエンザウイルスが検出された報告は本研究が初めてとなる。