共同通信の調査によると、政府による日本の集団的自衛権の行使を法的に容認することに国民の48.1%が反対、39%が賛成だという。この調査で、平和主義憲法を改正する代わりに、これを解釈変更することによってそれを起こらせる(集団的自衛権の行使を容認する)という安倍晋三首相の計画に対して、51.3%が反対しており、一方、34.5%がその試みに賛成していることもわかった。
有権者がいる1449の家庭への電話調査は1021件の回答を得た。
安部首相が5月15日に集団的自衛権の行使、すなわち武力攻撃を受けている同盟国を防衛することへの自ら課した禁止を、国際紛争の解決に武力を用いる権利と戦争をしかける権利を放棄している憲法9条の解釈変更によって解く意向を発表した後の5月18日に調査が実施された。
政府は何十年もの間、日本は集団的自衛権を有してはいるが、憲法9条によって課された制限があるのでこれを行使できないという立場をとってきた。
この問題についての連立政権との議論に関しては、政府と安倍首相の自民党が設けた秋の期限に関わらず協議を設けるべきだと79.3%が回答した。