ジムに通う何百万人もの人々と同じく、米国のバラク・オバマ大統領もウェイトを持ち上げるときに顔をしかめる。何百万人と同じく、同大統領はランジやステップ(筋トレの種類)をする。何百万人と異なるのは、密かにビデオに撮影され、それがインターネット上で急速に広まることだ。
ポーランドのマリオット・ホテル・ワルシャワのジムでオバマ大統領が運動している1分25秒の映像が6月4日に現れ、同大統領が完全なトレーニングモードでいる珍しい様子を見ることができた。ホテルの宿泊客によって作られたこの映像は、オバマ大統領が黒いジム用のウェアを着てイヤホンを着用し、ウェイトを選んで決まったメニューに取り組む様子を映している。オバマ大統領は、欧州3ヵ国の周遊の最初の6月3日、このホテルに滞在した。
その職員が大統領に常に同行しているシークレットサービスは、このビデオの正当性を確認した。宿泊客は、撮影を控えるように求められていなかった。
シークレットサービスは、ワルシャワのホテルでのこの出来事を保安上の侵害とはみなさなかった。エドウィン・ドノバン報道官は、オバマ大統領の公式スケジュールに入っていなかったジムの訪問は、レストランへのびっくり訪問で他の食事客がぽかんとして写真を撮るのと変わらないと述べた。