300万人以上の5歳未満の子どもが毎年栄養失調が原因で死亡していると、米国の食糧機関と世界保健機関(WHO)が6月12日に発表した。「5歳に満たない子どもの死亡の全体の約半数は栄養失調によるもので、毎年300万人以上が死亡している」と、国連食糧農業機関(FAO)が述べた。世界中で、約1億6,200万人の子どもたちが慢性的な栄養失調で発育不良のままとなっており、9,900万人の子どもたちが低体重児だと付け加えた。FAOとWHOは各国政府に対し、11月にローマで開催が予定されている国際会議で「全ての人々により健康的な食事を確保するためにより強力に取り組む」ように求めた。