オーストラリアで、葬儀屋が体重200キロの男性の遺体を一晩、霊きゅう車で保管しなければならなかったと、6月26日に報じられた。遺体が太り過ぎだとして遺体保管所に拒否されたためだ。
ジョアン・カミングズさんは、霊きゅう車に遺体を乗せ、それを冷やしておくためにエアコンをフル稼働させて、2時間かけて自宅まで車を走らせたと話した。
「Uターンして、(西オーストラリア州の)ローバーンの自宅まで2時間車を走らせ、一晩中私の車に遺体を乗せたままにしておかなければならなかった」と、彼女はオーストラリア放送協会に対して話した。
「エアコンをフル稼働で、そうやって遺体を世話をし、30分ごとに遺体を確認し、翌朝、冷却装置付きの海上コンテナを借りた」
オーストラリア北西部のピルバラ・フューネラル・サービスの共同経営者、カミングズさんによると、ヘッドランド・ヘルス・キャンパス病院が大きな遺体を拒否したのは今回が初めてではないという。
昨年、(ヘッドランド・ヘルス・キャンパス病院の)職員が250キロの男性の遺体について、「太り過ぎで、冷蔵庫に入らない」と話したという。
「そんなことを言うべきではない。もしこれが自分の母親だったらどうなのかを考えてみてほしい」と、カミングズさんはポートヘッドランドの地元紙、ノース・ウエスト・テレグラフに話した。