科学者らは、羊の全遺伝情報を解読し、農場で飼育されるその動物(羊のこと)の健康を向上させ、より良質の肉や毛を得るための道を開いた。研究者らは今回の研究結果が、選抜育種によって家畜を改良するためのDNAテスト開発と、動物に影響を与える病気を軽減するための今後の研究に役立つだろうと期待している。
「羊毛生産の重要性を考え、我々は羊毛を作り出すのに関わっている可能性が高いゲノムはどれかに焦点を当てた」とプロジェクトリーダーで、オーストラリア国立の科学研究機関であるオーストラリア連邦科学産業研究機構のブライアン・ダルリンプル氏は述べた。