印刷用に全て表示最高裁判所は7月17日、DNA鑑定の結果で父親と見られる人物と子どもとの間に生物学的な関係がないと示されたとしても、その子どもにとっての父親であることを無効にするのにDNA鑑定は十分ではないという判決を下した。
最高裁は、DNA鑑定は民法の下での父親の地位を変えることはできないと述べた。民法では、婚姻中に妻が妊娠した子どもはその夫の子どもとみなされると規定している。
DNA鑑定が逆のことを示していたとしても、「子どもの法的な地位を安定させる必要がある」と最高裁の第一小法廷は判決文で述べた。