広島は8月6日、アメリカによる原子爆弾での攻撃から69年目を迎えた。この日、攻撃の生存者やその他の人々がその出来事(原爆投下)を記念する毎年恒例の式典に出席して敬意を表するために、広島市の平和記念公園に朝早くに集まった。
式典では、広島市の松井一実市長が安倍晋三首相の政府に、核保有国と世界の残りの国々(非核保有国のこと)との橋渡しの役割を果たすように求めた。その式典の参加者には、安倍首相、キャロライン・ケネディ駐日米国大使のほか、イギリスやフランス、ロシアなど核保有国など67カ国の代表らが含まれた。
1945年8月6日、アメリカの爆撃機エノラ・ゲイが広島に原子力爆弾を投下した。通称「リトルボーイ」と呼ばれるその爆弾は、午前8時15分に高度約600キロで爆発し、その年の終わりまでに推定で14万人の人々が亡くなった。