韓国の活動家らは7月30日、何千個ものチョコパイを載せた風船を北朝鮮との国境に向けて飛ばした。チョコパイは、報道されている取り締まりのターゲットとなった人気のチョコレート菓子である。
北朝鮮政府に反対する約200人の活動家らは、国境近い坡州市の公園から、1万個のチョコパイを含む350キロ分のお菓子をつけ、ヘリウムガスで膨らませた大きな風船50個を飛ばした。
ささやかなチョコパイ ?? チョコレートでコーティングされたケーキとマシュマロという、よだれを出させる砂糖菓子 ?? は、南北朝鮮の関係の不安定な歴史においてよく引き合いに出されるものとなった。
開城工業地区で働く北朝鮮人に特典として与えられたチョコパイは、その闇市場を生み出し、高騰した価格で取り引きされた。
韓国での国内メディアの報道によると、非公式な通貨としての韓国のお菓子の登場は、北朝鮮政府当局にとって目に余るものとなり、北朝鮮は5月、工場主に対し、その配布を中止するように命じた。
「チョコパイの人気が高まったことに当惑し、北朝鮮はこれを資本主義のシンボルとして禁止したのです」と、主催者の一人は話した。