アメリカのバラク・オバマ大統領は8月9日、イラクでのアメリカによるさらなる軍事関与について時間制限を設けることを拒否し、「この問題が数週間で解決する」とは思わないと述べた。
オバマ大統領は、マサチューセッツ州の海岸沖のマーサズ・ビンヤード島での休暇へ旅立つ前に、「この問題はもっと時間がかかりそうだ」とホワイトハウスで述べた。
オバマ大統領は、イラクに安全保障をもたらす新たな活動は軍事的な変化と政治的な変化を必要とし、「長期的なプロジェクトになるだろう」と、アメリカ国民に警告した。
アメリカが自国の戦闘部隊を再びイラクに置くことはないと、大統領は繰り返した。「長きにわたり莫大に高くついたイラクへの侵攻からの教訓に学ぶべきであるから、我々はこの方針を維持する」とオバマ大統領は述べた。
アメリカの戦闘機がイラク北西部でスンニ派の武装部隊が配置された4つの検問所を空爆した。その近くでは、何千人ものマイノリティであるヤジド派の難民が暴力を避けるために山に閉じこもっていた。
アメリカ軍は8月11日の声明で、シンジャルの郊外での爆撃は、検問所とイスラム国の武装グループが使用していた近くにあった車両を破壊、または損傷したと発表した。