広島市の壊滅的な土砂崩れでの死者数は8月27日、70人に増えた。豪雨が山崩れによる災害を引き起こしてから1週間後、救助隊員は今なお困難に直面しており、雨によるさらなる土砂崩れの恐れから捜索活動は度々中断させられた。
1400人が今も避難所で暮らしており、避難生活が長引く可能性もあることから、広島市では仮設住宅の建設の準備をしている。
政府は大学と協働して、増加していると見られる突然の豪雨と土砂崩れを早期に警告するシステムの開発を始めている。8月20日に広島で降った非常に激しい雨によって引き起こされた死者を出すほどの土砂崩れは、日本で破壊的な天候の頻度が上がってきていることを示す1つのサインにすぎない。
そのプロジェクトの財源は2015年度の予算請求の一部となる。2020年までに豪雨の予測を開始し、2030年頃までに土砂崩れの予測を始めると、政府関係者が8月23日に述べた。
広島の土砂災害は、激しい雷雨が引き起こした。この雷雨では、強力な上昇気流によって急速に形成された積乱雲が局地的に長引く降雨をもたらした。その現象は現在の技術を使って予測することは難しい。