安倍晋三首相は9月3日、2012年12月に政権に復帰してから初めての内閣改造を実施した。政権掌握を強化する目的がある。
安倍首相は、菅義偉官房長官と麻生太郎財務相など、親しい仲間を重要な役職に残し、女性の社会的地位の向上を掲げる自身の政策に沿って、女性の大臣を2人から過去最多タイの5人に増やした。その5人のうち、故・小渕恵三元首相の次女である小渕優子氏が経済産業大臣に任命され、高市早苗氏は与党の自民党で政調会長を務めた後に総務大臣を務める。
その日の早くに、安倍首相の自民党は、谷垣禎一氏が幹事長として率いる新役員の任命を承認した。谷垣氏は2009年から2012年まで民主党が政権に就いていたときに自民党の党首を務めていた。
内閣改造担当大臣の稲田朋美氏は自民党の政調会長に指名され、衆院予算委員長の二階俊博氏は自民党の意志決定を担う総務会長に就く。