サッカーファンが9月1日に罰金305ユーロ(53,000円)を徴収された。そのファンは先月、トッテナムがウェストハムに1-0で勝った試合中にピッチに乱入して、フリーキックを横取りしていた。
ジョーダン・ダン被告(22)は、トッテナムのクリスティアン・エリクセン選手がこのプレミアリーグの試合の後半でフリーキックをしようとした直前に、アップトン・パークの芝生に侵入した。
エリクセン選手は何が近づいてきているのかに気が付かなかったので、ダン被告はボールまで走り、カーブをかけてシュートしたが、ウェストハムのスペイン人のゴールキーパーのアドリアン選手に簡単に止められた。
そのサポーター(ダン被告のこと)はその後、群衆からの歓声の中で係員に追いかけられて取り押さえられた。
ロンドン東部のテムズ治安裁判所に9月1日に出廷し、ダン被告はその件で罪状を認めた。
ダン被告は今後の試合の観戦禁止は免れた。治安裁判所のギャレス・ブランストン判事は、デビッド・ベッカム選手が見事にカーブをかけたフリーキックで得点するところから題されたヒット映画『ベッカムに恋して(直訳では「ベッカムのように曲げて」)』を引き合いに出し、ユーモアを交えて語った。
判事は、「言葉を借りればあなたはベッカムのようにカーブをかけていた」と言い、ダン被告をほめているようだった。
しかし、「残念ながらベッカムより時速30マイルくらい遅かったが」と付け加えた。