錦織圭選手は、アジア生まれの男性として初めてのテニスの4大大会タイトル獲得を目指す挑戦で一歩及ばす、9月8日の全米オープン決勝戦で、マリン・チリッチ選手にストレート負けした。
錦織選手は、クロアチア人の対戦相手(チリッチ選手のこと)に6-3、6-3、6-3で敗れた。チリッチ選手は17本のサービスエースを決めたのに対し、錦織選手は2本のみだった。
「チリッチ選手は、今日は実にいいプレーをしていた。私は自分のテニスができなかった」と錦織選手は語った。
チリッチ選手は1時間53分のプレーの後、バックハンドを決めて勝利を確定した。
「今日はトロフィーを獲得できなくて申し訳ない。でも、4大大会の決勝に初めて進むことができて本当にうれしい」と錦織選手は語った。
決勝では敗れたが、錦織選手は世界テニスランキングの8位に達し、日本人が達成した中で史上最高ランクとなった。
その歴史的な勝ち上がりで、錦織選手は1918年の熊谷一弥選手以来初めて、全米オープンの準決勝に達した日本人となり、ノバク・ジョコビッチ選手に勝って4大大会シングルスの決勝に進んだ初めてのアジア生まれの男性となった。
この島根県生まれの人(錦織選手のこと)の全米オープンでの以前の最高成績は、2008年の初出場でのことで、当時世界ランキング4位だったスペインのダビド・フェレール選手を番狂わせで破り、16ラウンドまで進んだ。