ヒューマン・ライツ・ウォッチは9月8日、ソマリアに駐在しているアフリカ連合部隊員が、ソマリアの首都モガディシュにある平和維持活動のための基地で、女性と少女を強姦し、性的に搾取したと報告書で発表した。
隊員らは、医療支援や水を求めて基地に入ってくる女性と少女を標的にしていたと、そのニューヨークに本拠を置く団体(ヒューマン・ライツ・ウォッチのこと)は述べた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、モガディシュの基地で、ブルンジ人またはウガンダ人の兵士に性的虐待を受けたと述べる21人の女性と少女に2013年から面談を行なっている。最年少の被害者は、ウガンダ人兵士に強姦された12歳の少女だった。
「権力を悪用し、ソマリアで最も弱い女性と少女を搾取しているアフリカ連合部隊員がいる」とヒューマン・ライツ・ウォッチの女性の権利局のリーズル・ゲルントホルツ局長は述べた。