食用油の再利用から、キツネの肉、化学物質に至るまで、嫌になるほどたくさんの食の不祥事で、中国の食事客はむかむかしているが、インターネット検索エンジン大手のバイドゥが発表した新しい「スマート箸」のコンセプトは、彼らの手に答えを与えてくれるかもしれない。
目の前にある食べ物が食べても安全かどうかを消費者に教えてくれると同社が言うこの装置は、エイプリルフールの動画で生まれたものだと9月4日に広報担当者が述べた。
この装置の開発の最新の段階が最近明らかにされ、動画では、3つの異なる食用油が入ったカップに電子箸をユーザーが入れる様子が示されている。
この道具のセンサーは、油の温度と、消費に適しているどうかを検知して、結果はスマートフォンのアプリに表示される。
この箸は、極性化合物TPMが25%以上入っていた場合、赤い警告ランプを点滅する。TPMは新鮮さを示す指標だと広報担当者は述べた。
中国では食の安全性の粗末さが大きな懸念となっている。廃油を不法に再処理した油、または、レストランの残り物をさらって新品として売る油のことを言う「どぶ油」は特に心配されている。