豪警察は9月11日、探知犬訓練用のプラスチック爆弾が入ったスーツケースがシドニー空港に置き去りにされ、4週間後にようやく利用客によって発見されたことを受け、謝罪した。
同国で最も利用客の多いこの空港を利用して9月11日に移動していたこの女性は、自分のスーツケースがフライト中に破損した後、その代わりとして持ち主不明のスーツケースを受け取った。
彼女は帰宅し、スーツケースを開けると、訓練用装置の中に230グラムのプラスチック爆弾を発見し、シドニーから約150キロ離れたセスノックの地元警察署に持ち込んだ。
署員らは、万一に備えて警察署から避難し、この爆発物の出所をオーストラリア連邦警察だと突き止めた。
この装置は使える状態にはなく、8月14日の探知犬訓練の後、不注意で国内線のターミナルに置き去りにされたと警察は述べた。
シドニー空港では警察犬が日常的に見られ、不法な薬物、爆発物、通貨を探して旅客、バッグ、車両、ターミナルビルの匂いをかいでいる。
「この種のトレーニングはわれわれの警察犬チームにとっては不可欠で、警察犬が実際の環境で遭遇する可能性のある脅威を経験できるようにしている」と警察は付け加えた。