英連合王国は連合したままになる。スコットランドの投票者たちは、国を根底から揺るがした歴史的な住民投票で 断固として独立を拒否した。
しかし、離脱への「ノー」は現状維持に戻るという意味ではない。この住民投票で、連合王国の4つの国にさらなる権限を約束すること―国を永遠に変える公約につながった。
9月19日に発表された投票結果は、307年間続いた英国連合の決裂を防ぎ、デービッド・キャメロン首相を含め、英国の経済的、政治的機構に安堵のため息をもたらした。キャメロン首相は、もしスコットランドが独立したら、辞任の要求に直面していただろう。
住民投票では、独立に反対が55%、賛成が45%だった。85%をやや下回るという前例のない投票率だった。
「分裂よりも統合を選んだ」と、独立反対キャンペーンのリーダーのアリスター・ダーリング氏は9月19日にグラスゴーで述べた。「今日は、スコットランドと連合王国全体にとって重大な日だ」。
キャメロン首相は、税と支出、社会福祉について、スコットランドに新たな権限を与えるという以前の約束に応じると約束した。キャメロン首相は報道陣に、新しいプランは11月に合意される見込みだと語った。