9月27日に日本の中部で火山が爆発し、灰と岩石を空中に噴出した。3067メートルの御嶽山の噴火は正午頃に起こったと気象庁は発表した。
テレビの映像には山頂からもくもくと吹き上がる巨大な噴煙が映し出された。御嶽山の山頂はトレッカーに人気の目的地だ。
警報なしに噴火した火山の山頂付近で、登山者47人が発見された後、死亡したと見られる。
火山から下りた登山者たちは、石が雨のように降り注ぎ、熱い灰が宙を覆うという、恐怖の光景を報告した。
噴火の直後に撮影され、NHKで放送された山小屋の中からのビデオ映像は、岩石が屋根と壁にぶつかり轟音を立てて落ちる中で、恐怖におびえた登山者たちの叫び声を映し出していた。
地元のメディアによると、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の前回の大きな噴火は1979年で、当時、20万トン以上の火山灰を放出したという。2007年3月と1991年5月にもより小規模な噴火があった。その山は登山者の間で人気で、紅葉が美しい景色を織りなす9月下旬は特に人気だ。