日本生まれの科学者―赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さん―が、エネルギー効率が良く、環境に優しい光源である青色発光ダイオードの発明で、10月7日にノーベル物理学賞を受賞した。
スウェーデンの王立科学アカデミーは、その発明は生まれてからわずか20年しか経っていないが、「私たちみんなのためになる全く新しい方法で白い光を生み出すことにすでに貢献している」と述べた。
赤崎さん(85)は名城大学の教授で、名古屋大学の著名な教授でもある。天野さん(54)も名古屋大学の教授で、中村さん(60)はカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授だ。
その受賞者たち(赤崎さん、天野さん、中村さんのこと)は、1990年代に半導体から明るいブルーライトを生み出したときに、照明技術の変革を起こした。「ほかのだれもが失敗した分野で成功した。白熱電球は20世紀を照らした。21世紀はLED電球に照らされるだろう」とノーベル委員会は語った。
前回、日本人がノーベル賞を受賞したのは2012年で、科学者の山中伸弥京都大学教授(52)が、イギリスのジョン・ガードンさんと共に、その年のノーベル医学・生理学賞を受賞した。