オーストラリアの警察は10月6日、アパートで人間の遺体を発見した後で殺人の捜査を開始したと発表したが、遺体の一部がコンロで調理されていたとする報道は認めなかった。
警察当局は、10月4日の夜、(アパート)の隣人がひどい臭いを通報した後、ブリスベンの高級住宅街にある家を訪れた。
「(アパートの)管理者は、居住者らの暮らしを懸念していた」と、トム・アーミット警部補は報道陣に述べた。
警察はこの事件について詳細をほとんど公表していないが、遺体の一部がテネリフェのアパートの中で見つかり、男性の遺体が近くの路上で発見されたことを認めた。
クイーンズランド州の『クーリエメール』紙によると、遺体で発見された男性は、以前にクルーズ船で働いていて、最近このアパートにインドネシア人の彼女と引っ越してきた28歳のシェフだという。
この男性はアパートから逃走した後で自分の喉を切り裂き、また、警察は女性の遺体の一部がコンロにかけられた鍋で調理されていたのを発見したとする同紙の報道について、警察はコメントを控えた。
報道によると、10月6日に、犯罪科学捜査官らが現場にいて、アパートから運び出される医療廃棄物を保管するためのドラム缶を持っていたという。