アテネの緊縮財政に反対する抗議活動に姿を現し、ギリシャの債務危機の真っただ中に機動隊に吠えかかったことで有名になった茶褐色の犬のソーセージが、心臓発作で死亡したと10月9日に地元当局が発表した。
その野良犬(ソーセージのこと)は、デモの参加者側に立って、定期的に姿を見せ、機動隊に向かって吠えたことで、2011年にメディアで評判になった。
ソーセージは最後には、ギリシャの新聞のほとんどで一面に載り、テレビの画面でしっぽを振ることになった。獣医のアンナ・マクリさんはギリシャの動物愛護団体が約2年前にソーセージを引き取ったと話した。
アブジ紙は、ソーセージが都市の中心部にある丘の上の木の下に埋葬されたと報じた。
野良犬はアテネではよく見られるものだ。ほとんどは市の当局に監視され、もし問題を起こした場合にかけられる電話番号が書かれた首輪やタグをつけている。