富士フィルムは10月27日、生物医薬品事業を拡大するために米国のワクチン製造メーカー「ケイロン・バイオセラピューティクス」を買収すると発表した。東京に本社を置く同社は、エボラ出血熱の患者に対して効果のあり得る治療を与えることに関して既に卓越している。
米国にある富士フィルムの子会社は10月22日、ケイロンの株式の全持ち分のうち49%を数十億円で年内に取得するという内容で、ケイロンの経営陣との合意書にサインした。契約ベースでワクチンを製造しているケイロンの買収は、富士フィルムがこの成長市場に参入することを後押しすると、写真フィルムと業務用機械のメーカー(富士フィルムのこと)は述べた。