共和党員は、11月4日の中間選挙で民主党員から議席を奪い、米上院の過半数を獲得した。この選挙を形作ったのは、バラク・オバマ大統領に対する有権者の根深い不満だった。
下院では共和党員らが過半数の議席をさらに伸ばすなか、オバマ大統領は、大統領としての残り2年間の任期中、敵対者に完全に支配された連邦議会で闘うこととなった。
11月4日に再選した共和党員の中には、多数党院内総務になると見られるケンタッキー州のミッチ・マコーネル議員がいる。民主党員らは、現在の上院の少数党院内総務を打ち負かす期待を高めていたが、最後の数週間で引き離された。有権者らは、「新しいリーダーシップを渇望している。彼らは希望を持つ理由を欲しがっている」と、マコーネル議員は述べた。
民主党員にとっては厳しい選挙であることが確実視されていた。歴史的に、与党は中間選挙で議席を減らし、共和党に傾いている州で多くの民主党員が議席を守ろうと闘っていた。民主党議員の中には、オバマ大統領の初の立候補への盛り上がりの波に乗じて、2008年に6年間の任期で初当選した者もいる。
世論調査ではオバマ大統領の人気の低下が示されており、共和党員らは、オバマ大統領を選挙キャンペーンの中心に据えた。「彼が退くのを待つのみだ」と、ノースカロライナ州の36歳の薬剤師、クリスティ・ジョンソンさんは話した。