オーストラリアの科学者らは、野生のコアラが感染しているクラミジアに対するワクチンの試験に成功したと発表。これは、この野生の有袋類(コアラのこと)を襲っている性感染症との闘いにおける躍進だと、科学者らは考えている。この毛の生えた動物(コアラのこと)は、ますます高まる脅威にさらされており、生息地の消失や病気やその他の要因によって個体数が激減する中、政府はコアラを危惧種に分類した。クイーンズランド州のサンシャインコースト大学の微生物学者らは、開発に5年間かかったクラミジアのワクチンの試験を成功させた後、生き残っている個体の一部を保護できることを期待している。