フランスの健康に関する監視機関は11月6日、6歳以下の子どもが3-D映画を見るのはやめるべきとの勧告を出した。フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、見ている対象に両目の焦点を合わせる際の「ふくそう調節」に混乱が生じることを指摘した。3-Dの映像をスクリーンで見ていると、3D効果を認識するプロセスが異なる。目は別の場所にある2つの画像に同時に焦点を合わせなければならず、その後、脳で2つの画像が1つの画像として統合される。「子どもは、特に6歳未満では、このふくそう調節の乱れが与える健康への影響はかなり深刻になりうる」とANSESは述べている。