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Ruling bloc retains two-thirds majority in Lower House election (p. 1)

衆院選、自公で３分の２維持

日本の連立与党は、12月14日の衆議院選挙で３分の２の議席を維持した。安倍晋三首相は、今回の選挙を、長年に渡るデフレから世界第３の規模の経済（日本経済のこと）を抜け出させるためのアベノミクス（積極的な金融緩和、財政への刺激、成長戦略の組み合わせ）と、消費税を８％から10％に引き上げることを予定した消費税増税を2017年まで遅らせるという彼の決定に関する国民投票だと表現した。

「我々は過去２年間の政権に信任投票を得た」と安倍首相はテレビ番組で述べた。

317議席という３分の２の議席があれば、参議院の決定を覆すことができる。憲法の改正を始めるためには、両院で３分の２の承認が求められ、その後、提案された修正案が国民投票にかけられる。

自民党は290議席を獲得し、衆議院が11月21日に解散される前に保持していた295議席に達しなかったが、自民党の連立相手の政党である公明党は４議席増やして35議席を得た。

最終的な投票率は52.66％で、安倍氏が首相に戻る道が開かれた2012年の総選挙で記録された、前回の戦後最低投票率59.3％を下回った。

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Did Pope Francis say pets go to heaven? Nope (p. 3)

法王の「ペットも天国に行く」発言は誤報

世界中のペットを飼う人々と動物を愛する人々にとって、それは心温まる話だった。ローマ法王フランシスコが、ペットを亡くした少年に、天国には人生を共にしている生き物のための場所があると話したという。ローマ法王のコメントは、イタリア国外の多くのニュースメディアで報じられた。しかし、法王はそのコメントはしていなかったことが分かった。

「ジャーナリズムには基本的なルールがある。それは、ダブルチェックだ。今回のケースではダブルチェックが行なわれていなかった」とバチカンの報道官は述べた。

報道官は、この話について多くの電話を受け、法王がそのようなことは言っていないことを知っていたので驚いたと述べた。

フランシスコ法王が述べたとされるコメントについて12月11日に記事を掲載したニューヨーク・タイムズ紙は、それは誤りだったと認めた。CNNもこの報道を訂正し、ペットが天国へ行くことについてフランシスコ法王が何を信じているかは定かでないと述べた。

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Over 70% of 12th graders seeking work get job offer (p. 3)

高校生就職内定率、94年以来の高水準

来春、卒業後の就職を望む高校生の70％以上が10月31日時点で内定を受け取り、1994年以来の高水準に達したと、文科省の調査で12月12日に示された。

この調査によると、内定率は71.1％で、昨年の同時期から７％ポイント上昇し、５年連続で改善が見られたという。

この数値は来年３月の卒業前にさらに上昇する可能性がある。昨年の内定率は３月までの５カ月間で30ポイント近く上昇し、96.6％に達した。

同省は、日本の高校で来春卒業する予定の高校生107万人の中の就職希望者193,000人を調査した。就職を希望する男子高校生のうち、すでに職を見つけた生徒の割合は、6.2ポイント上昇して72.9％、一方、女子高校生の数値は7.9ポイント上昇して68.3％となった。

National News

Bird flu strain found at Miyazaki poultry farm (p. 4)

宮崎の養鶏場で鳥インフルエンザを確認

宮崎県は12月16日、日本で最も養鶏が盛んな県（宮崎県のこと）の延岡市の養鶏場で、12月15日に陽性反応が出た遺伝子検査で、３羽について高病原性の鳥インフルエンザH5型を確認したと発表した。

12月16日に、県ではこの養鶏場で約4,000羽の鶏の殺処分を始めた。

宮崎県は、農林水産省のデータによると、日本の鶏肉の約20％を生産している。

National News

Hanyu retains Grand Prix Final title (p. 4)

羽生、GP ファイナル２連覇

オリンピックと世界選手権の勝者、羽生結弦選手は12月13日、自己ベストに値するフリースケートでの素晴らしい演技でリードを広げ、グランプリファイナルのタイトルを守った。

この20歳の人（羽生選手のこと）は『オペラ座の怪人』の音楽に合わせて演技し、バルセロナの国際会議場で堂々とした演技をし、昨年自国で勝ち取ったタイトルを保持した。

羽生選手は先月負ったけがからまだ回復途中だ。

「今日はまだ完全ではありませんが、やりました！」と羽生選手は語った。

National News

Tax kanji chosen as best characterizing 2014 (p. 4)

今年の漢字は「税」

漢字の「税」が日本の今年１年を特徴づける漢字一字に選ばれたと、京都にある漢字を振興する組織が12月12日に発表した。

４月１日に国内の消費税が上げられ、家計を圧迫している。また、今年は国と地方の政治家による税金の使用に関して、一連のスキャンダルが批判を招いた。

その漢字（「税」のこと）は、日本漢字能力検定協会によると、一般からの応募167,613のうち、8,679票を記録したという。

National News

Aguirre named in match-fixing complaint (p. 4)

アギーレ監督、八百長問題で告発

日本のハビエル・アギーレ監督は、スペインで汚職を取り締まる検察当局によって、同国の一流のサッカーリーグで2011年の試合であったとされる八百長の問題で名前を挙げられた十数人の中に入っていると、ロイター通信が12月15日に報じた。

アギーレ監督はラ・リーガでラバンテにレアル・サラゴサが2-1で勝った試合で不正操作を行なう手助けをした疑いが掛けられている。アギーレ監督はサラゴサの監督を務めていた。

アギーレ監督は、今月初めに日本サッカー協会から問われた際、八百長への関与を一切否定したと言われている。

World News

Psychologist says CIA waterboarding worked (p. 5)

CIA の水責めの拷問の実態が明らかに

ブッシュ政権時代のアメリカ中央情報局（CIA）による苛酷な尋問の重要な立役者の１人が、インタビューで初めて、2001年９月11日の攻撃の首謀者と疑われるハリド・シェイク・モハメド容疑者などのテロ容疑者に水攻めをしたことを認めた。

アメリカ空軍の元心理学者ジェームズ・ミッチェル氏は、12月９日に発表されたアメリカ上院の委員会による報告書で具体的な詳細のいくつかを認めたが、調査員の結論は逆であるにもかかわらず、貴重な情報が得られたと述べて（拷問の）実施を擁護した。

World News

Deal reached at U.N. climate talks in Peru (p. 5)

COP20、合意案を採択して閉幕

ペルーの首都リマでの国連会議で夜遅くまで口論をした後、交渉者らは12月14日の早い時間に、来年パリで採択予定の気候変動に関する国際条約への土台を作る妥協の協定に達した。

この協定は、各国に対し、どのように排出量目標を達成するつもりかを示した定量化が可能な情報を含めるよう促している。

しかし、「憂慮する科学者同盟」のアルデン・マイヤー氏は、この協定について「骨抜きにされた」と述べた。

科学者らは、気候変動の影響はすでに起こっており、海水面の上昇や熱波の激化が含まれると述べた。

World News

Taliban kill over 140 at Pakistan high school (p. 5)

パキスタンでイスラム武装勢力が学校を襲撃、生徒132人死亡

パキスタンの都市ペシャワルの学校で、目撃者によるとタリバンの武装勢力が押し入って発砲し、同国で数年間にあったうち最も残忍な大虐殺において、少なくとも132人の生徒と９人の教職員が12月16日に死亡した。

襲撃が始まってから８時間以上が経ってから、軍は武装勢力を追い払う作戦の終了を宣言し、武装勢力の９人全員を殺したと述べた。

軍が運営するその高校で生き残った生徒の１人で、両足を打たれたシャラク・カーンさん（15）は、「僕の周り中、友だちがけがをするか死んで倒れていた」と話した。

World News

Korea nut sales go nuts after air exec goes nuts (p. 5)

ナッツ騒動でマカデミアナッツの売れ行き好調

韓国の小売店は、大韓航空の重役のキャリアを台無しにした、ナッツで激怒した機内での事件によって恩恵を得ている。

同航空会社の会長の娘の趙顕娥（チョ・ヒョンア）氏は12月５日、客室乗務員がマカデミアナッツを皿に載せてではなく袋のまま出された際にかんしゃくを起こした。趙氏はその客室乗務員に飛行機を降りるように命令して飛行機を遅れさせたことで非難された。彼女はその後、同社の重役を辞任した。

マカデミアナッツへの関心が高まり、売り上げは現在急増していると、（ショッピング）サイト「オークション」は述べている。

Science & Health

Lower IQ seen after exposure to plastic chemicals (p. 6)

妊婦の化学物質への接触で子どもの知能指数低下

プラスチックや化粧品、エアフレッシュナーに含まれる家庭の化学物質に高レベルでさらされた妊婦は、数年後に知能が伸び悩む子どもを持ったと、12月10日にアメリカの調査が発表した。母親がフタル酸ジ-n-ブチルとフタル酸ジイソブチルに曝露した高い痕跡のある子どもたちは、母親の化学物質への曝露が低いレベルの子どもたちよりも、平均知能指数が６ポイント下回った。この発見を基に、研究者らは妊娠中の女性に対し、生まれてくる子どもへのリスクを低くするために、エアフレッシュナーやドライヤーシートなど、香り付きの製品への曝露と、プラスチックに入った食べ物を電子レンジで温めることを制限するよう促している。

Science & Health

Rosetta questions Earth's water theory (p. 6)

「地球の水は彗星に由来」は誤り？

ヨーロッパの宇宙船ロゼッタの初期段階での調査結果は、彗星が初期の地球に水をもたらしたとする長い間信じられてきた理論に疑問を呈するものであることが、12月10日に発表された調査で示された。ロゼッタが８月以来軌道を回っている67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に由来する水を化学分析したところ、地球上の水分子の水素より３倍多く重水素を含むことが示されていると、ロゼッタに携わる科学者キャスリン・アルトウェッグ氏は述べた。「地球上の水は彗星よりも小惑星からもたらされた可能性が高いと結論付けざるを得ない」とアルトウェッグ氏は語った。小惑星の水は水素に対する重水素の割合が低く、地球上の水に（彗星の水よりも）似ている。

Science & Health

23% of 'purified' water in China is polluted (p. 6)

中国の「精製水」、23％が衛生基準満たさず

中国で最上位の安全性監視機関がテストした精製水の約４分の１が基準を満たしておらず、多くの製品に過度のレベルでバクテリアが含まれていることが分かったと、公営新聞上海日報が12月８日に報じた。中国の食品薬品監督当局は中国最大の飲料メーカーの娃哈哈集団（ワハハグループ）及びセスボン・ビバレッジ、ダノンのロバストブランドの精製水製品に過度のバクテリアを検出したと、同紙は述べた。同局は精製水2,088本を検査し、23％が基準以下だったことが分かった。それらの大半が、過度のレベルのバクテリアを調べる検査をクリアしなかった。

Science & Health

Scientists create 'feel fuller' food ingredient (p. 6)

「満腹感を感じる」成分を開発

イギリスの研究者たちは、食品をより満腹感を感じるものへと変える成分を開発し、肥満の人への初回の実験で、その成分は体重が増えるのを防ぐのに役立ったことが示されたと述べた。ロンドンのインペリアル・カレッジとグラスゴー大学の研究者たちが開発したこの成分は、脳で空腹感を減らすホルモンを放出するよう胃腸を刺激する天然の成分プロピオン酸を含んでいる。「プロピオン酸のような分子は、食欲を制御する胃腸のホルモンの放出を刺激するが、高い効果を得るためには大量の食物繊維が必要だ」とインペリアル・カレッジの医学部に所属し、この研究を率いたギャリー・フロスト氏は述べた。

Science & Health

What surgeon is probably listening to in OR (p. 6)

音楽で手術の効率アップ

『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』の研究によると、手術室にいる外科医のおよそ４分の３が、患者が手術を受けている際に音楽をかけているという。手術室のスタッフの８割近くが、音楽はチームのメンバー間でのコミュニケーションを良くし、ストレスのレベルを低め、効率を良くすると述べている。集中力を高めることで、手術の出来も良くするようだ。手術中に人気の曲には、ビー・ジーズの「Staying Alive」、シャーデーの「Smooth Operator」、ピンク・フロイドの「Comfortably Numb」、ワムの「Wake Me Up Before You Go-Go」などがあった。避けたほうがよい曲は、REMの「Everybody Hurts」、クイーンの「Another One Bites the Dust」だった。

Science & Health

Half of Americans think flu shot makes you sick (p. 6)

米国人の半数、「ワクチン接種でインフルエンザに」説を信じる

アメリカの成人の４割以上が、インフルエンザのワクチンでインフルエンザにかかるといううわさを信じており、誤解を正そうとしてもワクチンを受けるよう説得できないかもしれないことが、新しい調査で示された。「ワクチンからインフルエンザにかかることは生態学的に絶対に不可能だ」と、ミネソタ州ロチェスターのマヨ・クリニックの医学教授グレゴリー・A・ポーランド博士は述べた。「ワクチン接種は空気中を舞うウィルスからいくらかの保護を与えることが過去のシーズンに分かっている」と、アメリカ疾病管理予防センターの職員は話した。「また、ワクチン接種は、この季節の後になってよく見られるようになるかもしれない他のインフルエンザのウィルスからも守ってくれるだろう。」

This week's OMG!

'Magic mushroom' in Queen Elizabeth II's garden (p. 11)

英女王の庭で「マジックマッシュルーム」発見

幻覚を起こさせる種類のキノコがイギリスのエリザベス女王の主な住居であるバッキンガム宮殿の地面に野生で生えているのが見つかった。

映像を製作していた人々は、クリスマスにテレビ局ITVで放送予定のドキュメンタリー「女王陛下の庭」を制作するため、40エーカーある私有地で映像を撮っていたときに、赤と白の斑点のあるベニテングダケに出くわした。

「それは驚きだったが、まさに生物種がいかに多様であるかを示している」と、キャスターのアラン・ティッチマーシュ氏は『ザ・サン』紙に語った。

ITVは、ウェブサイトで「ベニテングダケはよく見られる種で、宮殿の地面に植えられたというよりも自然に生えたと理解されている」と述べている。

ロンドン南西部キューにあるイギリスの王立植物園によると、植物学上の名前をアマニタ・ムスカリアと言うこの種は、ヨーロッパの一部で殺虫剤として使われたことで初めて名づけられたと考えられているという。

「ベニテングタケは精神活性作用のあるアルカロイドを含むことでよく知られており、アジアとヨーロッパ北部の一部で、宗教的な目的や快楽を得る目的で使用されてきた長い歴史がある」と王立植物園はウェブサイトで付け加えている。