世界中のペットを飼う人々と動物を愛する人々にとって、それは心温まる話だった。ローマ法王フランシスコが、ペットを亡くした少年に、天国には人生を共にしている生き物のための場所があると話したという。ローマ法王のコメントは、イタリア国外の多くのニュースメディアで報じられた。しかし、法王はそのコメントはしていなかったことが分かった。
「ジャーナリズムには基本的なルールがある。それは、ダブルチェックだ。今回のケースではダブルチェックが行なわれていなかった」とバチカンの報道官は述べた。
報道官は、この話について多くの電話を受け、法王がそのようなことは言っていないことを知っていたので驚いたと述べた。
フランシスコ法王が述べたとされるコメントについて12月11日に記事を掲載したニューヨーク・タイムズ紙は、それは誤りだったと認めた。CNNもこの報道を訂正し、ペットが天国へ行くことについてフランシスコ法王が何を信じているかは定かでないと述べた。