プラスチックや化粧品、エアフレッシュナーに含まれる家庭の化学物質に高レベルでさらされた妊婦は、数年後に知能が伸び悩む子どもを持ったと、12月10日にアメリカの調査が発表した。母親がフタル酸ジ-n-ブチルとフタル酸ジイソブチルに曝露した高い痕跡のある子どもたちは、母親の化学物質への曝露が低いレベルの子どもたちよりも、平均知能指数が6ポイント下回った。この発見を基に、研究者らは妊娠中の女性に対し、生まれてくる子どもへのリスクを低くするために、エアフレッシュナーやドライヤーシートなど、香り付きの製品への曝露と、プラスチックに入った食べ物を電子レンジで温めることを制限するよう促している。