起業家の澤野ともえさん(39)は、気分を高める必要があると感じたときに、かなり普通ではないことを選んだ―独身であるにもかかわらず、自分の「結婚写真」を撮ってもらうことだ。
5月後半、澤野さんは「花嫁」になった―ウェディングドレスを選び、自分だけのブーケを作り、ヘアセットとメイクアップをしてもらい、プロの写真家に記念写真を撮ってもらった。
澤野さんは、京都の旅行会社チェルカトラベルが提供する2日間の「ソロ・ウェディング」パッケージを試した最初の客だ。同社は女性のニーズに応えるサービスに特化している。12月後半の時点で、日本中から約30人の女性がこのパッケージを利用した。うち半分は既婚者だ。チェルカトラベルの井上ゆき子社長によると、価格は25万円から47万円で、利用者はウェディングドレスではなく伝統的な着物を着ることもできるという。