旧年が去り、新年が来た。カレンダーを変え、未来のことを考え、新しい年を迎える準備をするとき、わくわくした気分が漂っている。
しかし、正確には何年なのだろう? ほとんどの人にとっては2015年だろう。しかし、この年には別の名前もある。イスラム暦では1436年。ユダヤ暦では5775年。日本では平成27年。同じ年でも、違う名前だ!
私たちの多くにとって新年は1月1日に始まる。しかし、旧暦(月の暦)を使っている国では、新年は2月に祝われる。タイでは、4月に祝われる。エチオピアでは、新年は何と9月に始まる!
国によって新年の祝い方は違う。ベトナムでは、借金を払い、議論を避け、ちまきを食べる。アメリカでは、人々はフットボールの試合とパレードをテレビで見る。イランでは家の掃除をして、友人を訪ね、家族で田舎にピクニックに行く。
日本では年賀状を交換し、特別な料理を食べて、神社にお参りし、幸福を祈る。中国では、新しい服を着て、爆竹を鳴らし、子どもたちにお金でいっぱいの赤い封筒をあげる。また、新しく来る年の幸福を「切って」しまわないように、ナイフとハサミを隠す。
多くの国で、1月は新年の抱負を立てるときだ。それは自分を良くするためにする特別な約束だ。典型的な抱負はもっと運動する、減量する、新しい趣味を始めるなどだ。
もしまだ新年の抱負を立てていないなら、私からの提案だ。(1) 新しい言語を学ぶ!スペイン語を勉強する、韓国語を覚える、フランス語を使いこなせるようになる、などの約束をしよう。(2) 海外旅行をする!今年はインドを旅行する良い機会になるだろう、エジプトを訪れる、あるいはメキシコを観光するのも良いかも。(3) 世界の問題を一つ選ぼう! 慈善団体でボランティアをしたり、人権団体に参加したり、地雷除去や貧困撲滅、世界の飢餓の解消のために活動するNGOを支援したりすることで、世界をより良い場所にしよう。
今年は3つの大切なアニバーサリーがある。第二次世界大戦の終戦70周年、日韓国交正常化の50周年、阪神淡路大震災から20周年を記念する年だ。これらのアニバーサリーを、戦争の恐ろしさを忘れず、アジアの隣国との関係を良くし、日本や海外の自然災害の被災者を助けるのに活用しよう。
2015年は、約束と潜在性と可能性がいっぱいのわくわくする年だ。新たなスタートを切り、より明るい未来のために努力する機会を私たちに与えてくれる。
さて、みなさん幸せな新年を! みなさんにとってこの年が健康と幸せ、喜び、成功をもたらす一年になりますように。新年の抱負がうまくいきますように。そして忘れないで―今日はあなたの残りの人生の最初の日だと。