162人を乗せて12月28日にボルネオ島沖の海域で墜落したインドネシアのエアアジア機のフライトレコーダー(ブラックボックス)の捜索活動は、1月7日現在難航しているが、海から引き上げられた遺体の数は37人に達した。
「捜索活動は今もさらに多くの遺体とブラックボックスを探すことに集中しており、そのため、飛行機の胴体部分を見つけようとしている」と国家捜索救助庁のバンバン・スリスティヨ長官は述べた。スリスティヨ長官は、犠牲者の遺体が今も旅客機の残骸に閉じ込められているかもしれないため、また、ブラックボックスも残骸の近くにあるかもしれないため、機体の胴体部分を見つけることは重要だと語った。
乗客のほとんどがインドネシア人だったシンガポール行きのエアアジア航空エアバスA320機は、ジャワ島にあるインドネシア第2の都市スラバヤの空港を離陸してから約41分後にボルネオ島とスマトラ島の間のカリマタ海峡に墜落した。
事故の原因は、この航空機のブラックボックスがまだ見つかっていないため、不明瞭なままだ。
「予備的な分析では、飛行機が嵐を伴った雲に入った可能性があることが示されている」と気象気候地球物理庁の調査員たちは述べている。