162人を乗せて12月28日にボルネオ島沖の海域で墜落したインドネシアのエアアジア機のフライトレコーダー(ブラックボックス)の捜索活動は、1月7日現在難航しているが、海から引き上げられた遺体の数は37人に達した。
「捜索活動は今もさらに多くの遺体とブラックボックスを探すことに集中しており、そのため、飛行機の胴体部分を見つけようとしている」と国家捜索救助庁のバンバン・スリスティヨ長官は述べた。スリスティヨ長官は、犠牲者の遺体が今も旅客機の残骸に閉じ込められているかもしれないため、また、ブラックボックスも残骸の近くにあるかもしれないため、機体の胴体部分を見つけることは重要だと語った。
乗客のほとんどがインドネシア人だったシンガポール行きのエアアジア航空エアバスA320機は、ジャワ島にあるインドネシア第2の都市スラバヤの空港を離陸してから約41分後にボルネオ島とスマトラ島の間のカリマタ海峡に墜落した。
事故の原因は、この航空機のブラックボックスがまだ見つかっていないため、不明瞭なままだ。
「予備的な分析では、飛行機が嵐を伴った雲に入った可能性があることが示されている」と気象気候地球物理庁の調査員たちは述べている。
日本の2014年の交通事故死の件数は14年連続で減少し、前年から5.9%減少して4,113件だったと、1月5日に警察庁が発表した。
同庁によると、交通事故による65歳以上の高齢者の死者数は4.8%減少して2,193人だったが、全体の53.3%を占め、こうしたデータが利用できるようになった1967年以来最高となったという。
「高齢者が関わる死亡事故の発生率が高い」と同庁の職員は述べ、警察はそのような事故を減らすことを特に目的とした対策を強化すると付け加えた。
合計の交通事故件数は、比較可能なデータがある1948年以降3番目に低かった。
交通事故件数は573,465件で、709,989人が負傷した。どちらの数値も10年連続で減少した。
インターナショナルリビング・ドット・コムで、温暖な気候と手ごろな住居で、エクアドルが退職後に住みたい国の1位に選ばれた。
この南アメリカの国(エクアドルのこと)は、同ウェブサイトが毎年実施している25カ国を選ぶベストランキングのグローバル・リタイアメント・インデックスでトップになった。2位以下は、パナマ、メキシコ、マレーシア、コスタリカだった。
「退職後の安息の地の2015年のトップは、アジアからラテンアメリカ、ヨーロッパまでさまざまな場所に点在しているかもしれないが、その国々はある利点を共通に持っている」と、インターナショナルリビング・ドット・コムのエグゼクティブエディター、ジェニファー・スティーブンズ氏は述べた。「これらの場所は、安全で、良い価値を提供し、比較的簡単に定住できる場所だ」と彼女は付け加えた。
エクアドルは100点中92.7点で、気候、不動産を借りたり買ったりする費用、飛行機と公共交通機関の利用割引などでトップの点数だった。
東京の築地市場で1月5日に今年の初競りが行なわれ、マグロが451万円の値段で売れた。
青森県の大間で捕れた180キロのマグロを競り落とした入札者は、東京を本拠地とする寿司屋チェーンを運営する喜代村で、昨年も初競りで落札した。
市場関係者によると、今年の値段は例年よりもやや低く、それほど高くなかったと話している。
モンゴル生まれの横綱鶴竜は1月6日、ダシニャム・ムンフザヤさんとの婚約を発表した。相撲の最高ランクに昨年5月に昇格したこの29歳(鶴竜のこと)は、二人は5月に最初の子どもが生まれる予定だと話した。
「彼女は私に元気をくれる人です」と鶴竜は東京の井筒部屋での記者会見で述べた。
鶴竜(本名:マンガルジャラビーン・アナンド)は、ムンフザヤさんに2013年の終わり頃にウランバートルで出会った。
日本マクドナルドは、1月6日にメディアで報じられた、チキンナゲットに食べられない物体が見つかったもう一つの事件を認めた。
そのファストフード店大手(マクドナルドのこと)によると、最新の事件は東京の店舗で12月31日に報告されたという。その報告では、チキンナゲットを買った客がビニール片に見える異物がチキンナゲットの一つに入っていたと苦情を言ったとされている
最新の事件は、青森県で同様の事件が起こったすぐ後だった。青森では、タイの会社で製造されたナゲットから異物が発見された。
外国人旅行客が関わる通報が増加した場合に備え、東京消防庁は英語対応の局の数を2016年4月までに36に増やす予定だと、NHKが1月6日に報じた。
NHKによると、このステップは、2020年の東京オリンピックを前に東京へ来る旅行客数が増加することが予想され、これに備えての消防庁の対応の一部だという。
NHKによると、現在、英語対応の局は東京23区で13局開設されており、何人かは海外で研修を受けているという。
バッキンガム宮殿は1月4日、英国王室が未成年の少女との性的に不適切な事件の申し立てに巻き込まれた後で、アンドルー王子を擁護する取り組みを強化した。
申し立てが表面化して以来2度目の声明で、職員は、未成年だったときにこの王族(アンドルー王子のこと)と無理やりセックスをさせられたと主張する女性とアンドルー王子(54)が「性的な接触や関係を」持ったことは「いかなる形でもないと、断固として否定した」。
ローマ法王フランシスコは、14ヵ国から15人の新枢機卿を1月4日に任命した。教会の多様性と、裕福な地域と比較してアジアやアフリカのような土地で教会が成長していることを反映するため、トンガやニュージーランド、カーボベルデなど世界のあちこちの国々が含まれた。
新枢機卿の称号を受け取ったのは、アメリカからは1人もおらず、ヨーロッパ諸国からは3人だけだった。カーボベルデ、トンガ、ミャンマーは初めて枢機卿の称号を得た。
イスラム教武装勢力はナイジェリア北東部の辺境の町バガの軍事基地を制圧したと、1月4日に2つの治安当局筋が伝えた。
バガは、実際にそこに配置されていたのはナイジェリア軍だけだが、ニジェール、ナイジェリア、チャド、カメルーンの軍隊で構成される多国籍軍の軍事本部だ。
軍隊は、1月3日に軍事車両に乗ったボコ・ハラムの武装勢力に攻撃された後、チャド湖の岸辺の半砂漠地帯の基地から最終的に逃げたと、両方の情報元が伝えている。
ニューヨークのビル・デブラシオ市長は殺された警察官の葬儀で、外から葬儀を見ていた数千人の警察官がニューヨーク市のリーダーへの軽蔑の印として背を向けるなか、厳粛な追悼を捧げた。
1月4日のウェンジャン・リューさんの葬儀における警察官たちの行動の前に、ニューヨーク市警のウィリアム・ブラットン本部長がすべての司令部に敬意を要請するメモを送っていた。
リューさんは、同僚のラファエル・ラモスさんと共に12月20日に殺害された。彼らを殺害した犯人は自殺している。
オーストラリアのほとんどの州と地域で1月1日から、同国での人工的な日焼けの取り締まりの一環で商業用の日焼けマシンが禁止される。オーストラリアは皮膚がんの発生率が世界で最も高い国の一つだ。オーストラリアのがん評議会は禁止措置を歓迎し、皮膚がんの発生率を減らすのに役立つだろうと補足した。オーストラリアの人々の3人に2人が70歳までに皮膚がんにかかっている。以前の調査によると、日焼けマシンの使用でメラノーマ(悪性黒色腫)を発生させるリスクが高まり、オーストラリアの若者の間で最もよく見られるがんだという。オーストラリアでは皮膚がんの発生率がカナダ、アメリカ、イギリスよりも2〜3倍高いと、がん評議会は述べている。
イギリスの調査によると、ヘビ、イグアナ、ヤモリなどの珍しい爬虫類を飼うと、幼児がサルモネラ菌に感染するリスクが生じるという。イギリス南西部のコーンウォール郡の研究者たちは、5歳未満の子どものサルモネラ感染件数175件のうち、27%が爬虫類のペットを所有する家庭で発症していたことを突き止めた。サルモネラ菌は胃腸炎や大腸炎などを引き起こす恐れがある細菌だ。しかし、爬虫類はサルモネラ菌の影響を受けないため、爬虫類の腸内に生息し、便で伝染する。このことは、ペットの爬虫類が家の中を自由に走りまわれる場合にリスクとなり、特に、その家の子どもがハイハイしたり、ものの表面をなめたりするなど探索する段階にある場合は大きなリスクをもたらす。
1月5日に発表された研究によると、肥満だが一時的に健康状態が良好と思われる人でも、健康状態は時を経るにつれて悪化していくという。この研究では2,500人以上の人々を20年間追跡調査した。ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの科学者たちによる研究は、この種のものとしては最長だった。研究の目的として、「健康な肥満」は、高血圧や高コレステロールではなく、代謝系のリスク要因もない状態と定義された。181人の被験者は当初は肥満と診断され、そのうち66人は「健康な肥満」とみなされた。20年が過ぎるにつれて、肥満でも健康とされた人々の半数以上が不健康な肥満となった。
世界の平均寿命は、富裕国でのがんや心臓病による死亡率が低下し、貧困国での下痢や結核、マラリアからの生還率が高まったおかげで、1990年に比べて6年以上伸びた。
しかし、「世界疾病負担研究2013」の分析で、健康を専門とする研究者たちは、平均寿命は世界のほぼすべての地域で延びているが、注目すべき例外は、サハラ以南のアフリカ地域で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)/AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)による死亡が1990年以降に平均寿命を約5年縮めていることだと述べた。
この研究は、医学雑誌『ランセット』に掲載された。
新たに確認されたインドネシアのカエルの種(学名:Limnonectes larvaepartus)を地球上で稀なものとしているのは、牙ではない。子どもの産み方が特殊なのだ。インドネシアのスラウェシ島の熱帯雨林に住むこの小さな両生類は世界に6,455種いるカエルの中で唯一オタマジャクシを直接産むカエルで、卵を産むというカエルによく見られる慣習を避けている。
アジアに生息する「牙を持つカエル」に分類されるこのカエルは、インドネシアのバンドン工科大学の動物学者ジョコ・イスカンダル氏によって数十年前に発見されたが、科学論文にはまだ発表されていなかった。
おねしょをした子どもを罰することは、問題の解決にならず、問題をさらに悪化させる可能性があると、研究者らが発表した。新たな研究では、夜におねしょをして罰せられた子どもたちは、おねしょをして罰せられなかった子どもたちに比べて、落ち込む可能性が高く、全体的な生活の質が低かった。この研究によると、夜のおねしょは小さな子どもの15%に見られ、女の子に比べて男の子の方がよくおねしょをするという。英国では、4歳半の子どもの約12人に1人が、週に2回以上おねしょをすると推定されている。この研究結果は、『子どもの虐待とネグレクト』誌で発表された。
インド東部で殺鼠(さっそ)剤が入ったビスケットをひったくって食べた後、14匹のサルが死亡したと、1月5日に当局が発表した。
1月4日、インド東部、西ベンガル州で地元の行商人がビスケットを販売しようとしていたところ、16匹のラングールの群れがそれをひったくったが、その直後、重症に陥った。
「ビスケットをがつがつ食べた直後、14匹がその場で死亡し、2匹が動物病院に運ばれた」と、州の森林警備隊員、Shyamal Mukherjee氏はAFPに話し、検死解剖が行なわれていると付け加えた。
警察は、サルが死亡した直後に逃亡した行商人に対して犯罪捜査を開始した。
ヒンドゥー教徒が大多数の同国において、サルは崇拝されているが、ひどい厄介者でもあり、しばしば庭やオフィスや民家の屋根を荒らし、食べ物を求めて人間を激しく攻撃することすらある。
インドで増えつつあるサルを懸念した議会当局は最近、複数の俳優を雇い、巨大なサルになりすまして国会議員を恐がらせている小さなサルを追い払わせた。
“Watch vigor of us”(私たちの活力を見よ)と、Tシャツに太い字で書かれていた。私は麺をすする途中で食べるのをやめて、どういう意味か理解しようとした。私がいたラーメン屋は有名なチェーン店の一部で、スタッフは全員、同じ不可解な英文が載った同じTシャツを着ている。
普通の日本人には意味がわかるのだろうかと思った。“vigor”(活力)が日本でよく理解された英単語なのか定かでなかった。家に帰る途中、「テナント募集」(Tenant Wanted:賃借人募集)と書かれた不動産の看板の前を自転車で通った。その下には英語で“We will sincerely wait for moving in”(入居するのを心から待っている)と書かれていた。これらの例は、英語が読み手の対象となる人々に役立つ何かを伝えるというよりも飾りとして使われているように見える多くの事例の一部でしかない。
あるイメージを伝えるために言語や書記体系を使うことは珍しくないことだが、なぜそれを使うことを選ぶ人がいるのか疑問に思わずにはいられない。フランス語が書かれたセーターを着ていると、フランス人のようにファッショナブルでスタイリッシュになったように人から思われるかもしれない。スタイリッシュなフランス人が、フランス語が書かれた服を本当に着ているかどうかはもちろんまた別の問題だ。
ファッションはスタイルがすべてなので、季節のトレンド次第で言語が現れては消えるのも不思議ではない。しかし、日本のファッション以外の産業は、英語の使い方にもっと知識があって然るべきだ。日本の企業のなかには、顧客のほとんどが日本人でも、自社のウェブサイトの英語版を持つことにこだわるところもある。実際には、日本人以外の人がウェブサイトにアクセスした場合、その人は日本語が十分に分からずにサイト内を見て回ったり、理解することができる可能性が高い。「だってかっこ良くて現代的じゃないか!」と言う人もいるが、結局のところ、かけたすべての余分な時間とお金はその価値があるだろうか?
欧米人の多くにとって、漢字はクールで異国的に見える。それで、身体に漢字のタトゥーをするのが好きな人もいる。スパイス・ガールズの1人は「ガールパワー」を次の段階に展開させたいと思い、「女」と「力」の漢字のタトゥーを身体に施した。ラーメン屋のTシャツや不動産屋の看板に対する私の反応のように、漢字を使う国の人々にとっては、その反応は「かっこいい!」ではなくて、「言いたいことは分かるような気がするけど…」だろう。
ラーメン屋は、食事がおいしかったので、その変な英語を見てもまた来店する気をなくさせてはいない。不動産屋の看板は、もしその物件に興味があったとしたら、その会社に英語が理解できて話せることを期待して近づくかもしれない。だから、次に外国語を看板やウェブサイト、身体などに使うことを考えたら、訴える相手を考えよう―そのかっこよさは本当にあなたに必要なものだろうか?