イギリスの調査によると、ヘビ、イグアナ、ヤモリなどの珍しい爬虫類を飼うと、幼児がサルモネラ菌に感染するリスクが生じるという。イギリス南西部のコーンウォール郡の研究者たちは、5歳未満の子どものサルモネラ感染件数175件のうち、27%が爬虫類のペットを所有する家庭で発症していたことを突き止めた。サルモネラ菌は胃腸炎や大腸炎などを引き起こす恐れがある細菌だ。しかし、爬虫類はサルモネラ菌の影響を受けないため、爬虫類の腸内に生息し、便で伝染する。このことは、ペットの爬虫類が家の中を自由に走りまわれる場合にリスクとなり、特に、その家の子どもがハイハイしたり、ものの表面をなめたりするなど探索する段階にある場合は大きなリスクをもたらす。