世界の平均寿命は、富裕国でのがんや心臓病による死亡率が低下し、貧困国での下痢や結核、マラリアからの生還率が高まったおかげで、1990年に比べて6年以上伸びた。
しかし、「世界疾病負担研究2013」の分析で、健康を専門とする研究者たちは、平均寿命は世界のほぼすべての地域で延びているが、注目すべき例外は、サハラ以南のアフリカ地域で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)/AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)による死亡が1990年以降に平均寿命を約5年縮めていることだと述べた。
この研究は、医学雑誌『ランセット』に掲載された。