インド東部で殺鼠(さっそ)剤が入ったビスケットをひったくって食べた後、14匹のサルが死亡したと、1月5日に当局が発表した。
1月4日、インド東部、西ベンガル州で地元の行商人がビスケットを販売しようとしていたところ、16匹のラングールの群れがそれをひったくったが、その直後、重症に陥った。
「ビスケットをがつがつ食べた直後、14匹がその場で死亡し、2匹が動物病院に運ばれた」と、州の森林警備隊員、Shyamal Mukherjee氏はAFPに話し、検死解剖が行なわれていると付け加えた。
警察は、サルが死亡した直後に逃亡した行商人に対して犯罪捜査を開始した。
ヒンドゥー教徒が大多数の同国において、サルは崇拝されているが、ひどい厄介者でもあり、しばしば庭やオフィスや民家の屋根を荒らし、食べ物を求めて人間を激しく攻撃することすらある。
インドで増えつつあるサルを懸念した議会当局は最近、複数の俳優を雇い、巨大なサルになりすまして国会議員を恐がらせている小さなサルを追い払わせた。