約10万人が1月11日に世界中で集まり、フランスとひとつになって、世界中のデモ行進参加者が「私はシャルリ」と繰り返し唱え、宙にペンを掲げた。17人を殺害したイスラム過激派による攻撃でパリにある風刺週刊紙『シャルリ・エブド』の事務所にいたほとんどが犠牲になった後、ベルリンからワシントン、エルサレムからベイルートまで、群衆がフランスの国旗を振り、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌った。
400万人近くがフランス中で結束を示す街頭行進に出かけ、そうしたなか開かれた集会には、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒がともに参加した。パリでの行進の数時間前に、シドニーと東京でも数百人がデモを行なった。
イスラエルでは、500人以上の人々がフランス語で「エルサレムはシャルリ」と書かれたエルサレムのスクリーンの前に集まった。数十人のパレスチナ人も、パレスチナとフランスの国旗を振り、ヨルダン川西岸の都市ラマラで集会を開いた。
大西洋を越えて、カナダのフランス語圏の都市モントリオールでは、約2万5,000人の人々が大規模な集会で行進をしたと、主催者は述べた。アメリカの首都では、数千人の人々がフランス大使のジェラール・アロー氏が主催した静かな行進に参加した。アロー大使は英語で「我々はシャルリ」というメッセージが書かれた看板を大々的に掲げた。
日本の20歳の人々の約半数は恋愛経験がなく、5人に1人が恋に落ちたことがないと、結婚相談会社の調査が発表した。
オーネットが過去20年間毎年実施しているこの調査では、新成人600人を対象としている。
その結果で、新成人の47.8%が異性とデートをしたことが一度もないことがわかり、オーネットがこの質問をし始めた2009年は43.3%だった。19.0%は恋に落ちたことがないと回答した。交際中かと聞かれると、74.3%はいいえと回答した。
最近の若者に伝染していると見られる恋愛への関心の欠如をその結果が裏付けていると、オーネットは結論づけた。
独身のままを好むと告白した若者は、記録的な高さの23.5%を占めた。
ハッピーバースデー・トゥ・キング!
エルビス・プレスリーのファンが氷点下の気温のなか、グレイスランドに集まり、亡くなった歌手(エルビス・プレスリーのこと)の80回目の誕生日となるはずだった日を祝った。
そのロックンロールの象徴的人物(エルビス・プレスリーのこと)と結婚したプリシラ・プレスリーさんと娘のリサ・マリー・プレスリーさんは1月8日、グレイスランドで屋外で開かれたケーキカットのセレモニーに世界中のファンと一緒に参加した。グレイスランドはエルビス・プレスリーが長い間住んだメンフィスの町だ。参加した人々は-9.4℃の天候下でハッピーバースデーも歌った。
プリシラとリサ・マリー・プレスリー親子は、ファンに寒さもものともせずに集まってくれたことと、その歌手が遺したものを生き続けさせてくれていること(ファンのおかげでエルビスが忘れ去られることがないということ)を感謝した。
エルビス・プレスリーは1935年1月8日にミシシッピ州テューペロで生まれた。13歳の時に両親と共にメンフィスへ引っ越した。1977年8月16日にメンフィスで亡くなった。42歳だった。
朝日新聞の元記者は1月9日、大手出版社と韓国研究で有名な学者を名誉毀損で提訴した。
植村隆氏は文藝春秋と東京基督教大学の韓国研究の教授西岡力氏を相手取り、「慰安婦」についての記事を植村氏が捏造をしたという誤った主張を彼らがしたとして、1650万円の損害賠償を求めている。
東京での記者会見で、植村氏は彼らの「根拠のない中傷」のせいで、匿名の国家主義者たちが彼の雇用主を脅迫し、家族のプライバシーも侵害することにつながったと述べた。
1月11日の佐賀県知事選挙で、自民党が率いる与党連合が支持する候補者を元官僚が破った。
山口祥義氏(49)は、元総務省の官僚で、182,795票を確保し、佐賀県で4人が立候補した接戦の選挙で勝利した。
この選挙結果は安倍政権にとってまたの敗北となった。沖縄と滋賀でも昨年の知事選挙で自民党が支持した候補が敗北している。
昨年9月に仁川アジア大会で韓国の報道機関のカメラを盗んだことを認めたとされ、後に無実を主張する前に略式起訴されていた競泳の冨田尚弥選手は1月12日、韓国の港町で開かれた公判で容疑を強く否定した。
「私がカメラを盗んだという事実は全くない」と冨田選手(25)は公判での声明で述べた。
冨田選手は、容疑がかけられている事件の後で100万ウォン(108,000円)の罰金を支払っているが、後にその話を撤回し、裁判所に公式に不服を申し立てていた。
日本中の若い男性と女性が1月12日の成人の日に成人式へ姿を見せるなか、その日は、20年前に大地震に襲われた地域でその頃に生まれた兵庫県の人々にとって重要な意味を持っていた。
神戸での成人式では、1995年の阪神・淡路大震災を赤ちゃんのときに生き延びた人々と震災直後に生まれた人々を含む約9,800人の「新成人」が黙とうを捧げた。
岩本緋嘉里さんは「当時の記憶はありませんが、(市の)復興とともに成長してきました」と語った。
イスラム国の武装勢力を代表して動いていると主張するハッカーらが1月12日、アメリカ中央軍のツイッターとユーチューブを乗っとったが、アメリカ国防総省は迅速にそのウェブサイトを一時閉鎖し、機密情報は何も漏れていないと発表した。
ツイッターは「アメリカの軍人たちよ、我々は近づいている、気を付けろ」と書かれた脅迫の投稿でいっぱいになった。
他の投稿はアメリカ軍の隊員の名前、電話番号、個人のEメールアドレスのリストと、パワーポイントのスライドと地図のようだった。
子どもによる自爆テロと見られる事件2件が発生し、ナイジェリア北東部の市場で1月11日に子どもが自爆したと目撃者が述べ、爆発物を巻き付けた少女の身体を使っての2日連続での攻撃と見られる2件目の事件で3人が亡くなった。
その爆発はヨベ州の町ポティスクムの屋外市場で昼下がりに起こった。この地域はイスラム教スンニ派聖戦士集団ボコ・ハラムの攻撃を度々受けている場所だ。
その前日、マイドゥグリで10歳くらいの少女に巻き付けられた爆弾が爆発し、少なくとも16人が死亡した。
ダイバーたちは1月13日、墜落したエアアジア機の2つ目のブラックボックスをジャワ海の底から回収し、捜査員たちは8501便を墜落させたものを解明するのに最も重要な道具を手にした。
コックピットのボイスレコーダーは、その航空機の飛行データを記録したフライトレコーダーが回収された翌日に、水深約30メートルに沈んだ羽の重いがれきの下から回収されたと、航海を指揮した運輸省のトニー・ブディオノ氏は述べた。
「このことは、飛行機の墜落の原因を明らかにしようとしている捜査員たちにとって良い知らせだ」と同氏は述べた。
クリスチアーノ・ロナウド選手は1月12日、今年のFIFA 最優秀選手に2年連続で選ばれ、合計3度目の受賞となった。
そのポルトガル人のフォワード(ロナウド選手のこと)は、レアル・マドリードを10度目のヨーロッパ優勝タイトル獲得に導き、ナショナルチームのコーチとキャプテンによる投票の37.66%を獲得した。2008年と2013年に受賞した賞(FIFA最優秀選手のこと)を再受賞した。
ロナウド選手(29)は、昨年、チームと国に61ゴールを決め、チャンピオンズリーグでシーズン最高記録の17得点をあげた。
「史上最高の選手の1人になりたい」とロナウド選手は授賞式でのスピーチで通訳を通じて語った。
ホンダは、同社が製造する車に関連する死傷事故と消費者からの苦情の報告を怠ったとして、アメリカ政府に7000万ドル(84億円)の罰金を支払うことで合意した。ホンダは、3500万ドルの罰金を2度支払う。アメリカ高速道路交通安全局(NHTSA)による調査の結果、自動車メーカーが支払うこととなった罰金の中で過去最高額となる。その自動車メーカー(ホンダのこと)は、NHTSAの早期警告リポートの規則に違反したとして捜査を受けていた。この規則は自動車メーカーに対し、可能性のある欠陥や死傷事故、消費者からの損傷についての苦情についてあらゆる情報を迅速に報告するよう求めている。
印象に残るスマートフォンを持ちたい消費者にとって、ランボルギーニの名が刻まれたものならそれを叶えられるだろう。送料込みで6,000ドル(72万円)というすごい価格だ。トニーノ・ランボルギーニ・モバイルは1月5日に、ラスベガスで開かれた家電見本市国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショーに先駆けて、ステンレス製でスチールと革を使った携帯電話の世界での発売を発表した。携帯端末機の価格の低下と不透明な経済動向にもかかわらず、このイタリアの会社は、需要に応えられないかもしれないと述べた。「ラグジュアリーとは必要性ではなく、際立つための手段の一つ」とランボルギーニ・モバイルのチーフ・エグゼクティブ、ボブ・ハフティ氏は述べた。同社は有名な自動車デザイナー、フェルッチオ・ランボルギーニの息子が設立した。
1月7日に裁判所が、その珍味(フォアグラのこと)の販売禁止を覆し、カリフォルニア州の人々は再びフォアグラを合法的に食べることができるようになる。カリフォルニア州では(フォアグラの販売が)過去18カ月間違法とされていた。フォアグラは鴨またはアヒルに強制給餌して生産され、反対者たちは連邦地裁の判決を非難している。カリフォルニア州の議員たちは2004年にこの禁止に合意しているが、州内のフォアグラ生産者には、2012年7月1日に施行される前にこの禁止措置を遵守できるよう7年半の猶予を与えていた。この禁止で、カリフォルニア州内でフォアグラを生産するためにアヒルに強制給餌することと、標準的な大きさを超えて肝臓を肥大させるために鳥に強制給餌したものであればどこで生産されたものであってもバーでフォアグラを提供することは、18カ月間違法とされていた。
中国のオンライン空間を浄化するキャンペーンの一環として、中国は2014年に300万件以上のポルノコンテンツをインターネットから削除したと、国営メディアが1月10日に伝えた。ポルノ違法出版物撲滅班の副部長ゾウ・フイリン氏は新華社通信に対し、撲滅班は昨年、「目覚ましい効果をあげた」と語った。中国はここ10年の間、インターネット上のポルノの取り締まりをしており、ここ数カ月はさらにウェブサイトの監視を強化していた。違法または有害な情報とされるものを含んでいる1万件以上のウェブサイトが当局によって閉鎖された。
日本の大手企業111社の87%が、2015年の経済は拡大すると予想し、昨年4月の消費税増税が原因となった2四半期連続での景気縮小の後で楽観的な観測を示したと、ある調査が明らかにした。共同通信社が12月初旬から中旬に実施したこの調査によると、97社が経済が拡大すると予想し、そのうち90社は穏やかな成長を、7社は強い成長を予測したという。13社は経済は横ばいになると予想し、1社は無回答だった。景気の縮小を予想する企業はなかった。87もの企業が、安倍晋三首相のデフレ脱却を狙う「アベノミクス」政策に好意的な評価をした。
ツイッターのユーザーたちは、パリのシャルリ・エブドへの攻撃による犠牲者との連帯の印であるハッシュタグ「#JeSuisCharlie」(「私はシャルリ」の意)を500万回以上投稿したと、ツイッターのフランス支社が1月9日に発表した。
このハッシュタグは、ピーク時は1分当たり6,300回ツイートされ、1月9日午後5時までに5,044,740回投稿された。
この回数は、ミズーリ州の街で白人警官によって若い黒人アメリカ人が撃ち殺された直後にツイートされた「#Ferguson」(2014年に最も多くツイートされたハッシュタグ)の18,136,000回にはまだ遠く及ばない。
著名なサウジアラビアの聖職者は、雪だるま作りは反イスラム的だとしてこれを禁じる宗教見解を発表し、論争を呼んだ。
"宗教のウェブサイトで、同国北部における吹雪の後、父親が子どものために雪だるまを作ることは許容されるかどうかを質問され、Sheikh Mohammed
Saleh al-Munajjid氏は、「遊びと楽しみが目的であっても、雪で像を作ることは許されない」と回答した。"
同氏はイスラム教の学者たちの言葉を引用し、雪だるまを作ることは人間の像を作ることであり、この王国(サウジアラビアのこと)によるスンニ派イスラム教の厳格な解釈の下では罪深いと見なされる行動だと主張した。
これを受け、ツイッターのユーザーたちは即座に反応した。
「彼らは、自らの信仰のために何もかもを恐れている…心を病んでいるのだ」と、ツイッターのあるユーザーが投稿した。
別の投稿者は、サウジアラビアは2種類のタイプの人々に苦しめられており、それは「生活の全てに対してファトワ(宗教的規則)を求めている人々と、他人の生活の全てにおいてファトワによって介入しようと欲している聖職者」だと投稿した。
一方で、Al-Munajjid氏を支持する者もいた。「それ(雪だるま作り)は、異教徒のまねであり、欲望とエロチシズムをかき立てる」という投稿があった。
3歳の息子を託児所に預けようとしていると、そんなに年が上でない男の子が父親に「パパ、今日は家に早く帰ってもいい?」と聞いているのが聞こえた。
とても厳しく、彼の父親は答えた。「一緒に協力したら、その目標は達成できる」
そのような幼い子どもに話すには変な話し方に思えた。むしろ会社や軍隊、宗教の狂信的教団の新人に言うことのような感じがした。
もう1つ気がついた奇妙なことは、その朝はひどく寒く、私は冬物のコートを着込んでいたのに、その「スーパーパパ」はコットンの半袖シャツを着ていたことだった。彼はその子を部屋まで行進して連れて行き、さよならも言わずに去った。私には彼が明らかに、よくいる強引な親の1人、つまり、息子を成功させるために子どものころの楽しさをすべて犠牲にする気でいるしつけの厳しい人に思えた。その成功が何を意味するにしても。
息子には音楽をさせたいと思っていることは正直に認める。しかし、キーボードを取り出すときはいつも、私の息子は旋律を奏でることよりも楽器に暴力を振るうことに興味がある。それに、彼が一緒に歌うときは、「メリーさんの羊」や「ジングルベル」の他にレパートリーを増やす気はないようだ。
それでも、多分、無理に押し付けない方がいい。マイケル・ジャクソンが抱えていた問題は、あんなに低い年齢で巡業させられたことから始まったと言う人もいる。しかし、もう1人の神童―モーツァルト―についての変わったことは、モーツアルゴがメヌエット(舞曲)の作曲を5歳で初めて父親を驚かせたことだ。彼の才能は自発的なもので強制されたものではなかった。
しかし、テニスの優勝選手のビーナスやセレナ・ウィリアムズなどのように、懸命に取り組むように強いた親に感謝をしている人もいる。
中国系アメリカ人の学者エイミー・チュア氏が回顧録『タイガー・マザー』を2011年に出版した時、彼女は「厳しい」中国の親業と、彼女がより「甘い」と見なす欧米の子育てスタイルを比較して、大きな論争を招いた。チュア氏によれば、それが中国系アメリカ人が学問で成功する理由だという。しかし、ほかの中国系アメリカ人でさえ、その本は極端な固定観念と、中国の経済的な台頭に対するアメリカ人の恐れに基づき過ぎていると考えている。その本の一節で、チュア氏は、娘がピアノの練習をよくするようにならなければ、娘のおもちゃを燃やすと脅している!
子どもにはうまく行ってほしいと皆思うものだが、この方向に進めそうもない(厳しい親にはなれないということ)。ピアノの練習は結構だが、合間にチョコレートでベトベトになったり、ズボンを破ったりする時間だってあるべきだ。