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2015年1月30日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
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Islamic State demands $200 million ransom for two Japanese hostages (p. 1)

「イスラム国」日本人人質に、2億ドル要求

1月20日に公開されたオンライン映像でイスラム国のグループは、日本政府が身代金2億ドル(23億6000万円)を72時間以内に支払わなければ2人の日本人を殺害すると脅迫した。

この人質事件が起こったのは、安倍晋三首相が中東の国々へ2億ドルの非軍事的な援助を約束する6日間の中東訪問の最後の行程に入っていたときだった。

そのビデオ映像は、イスラム国グループのメディア部門アルフルガンが関連する武装勢力のウェブサイトに投稿された。映像では、黒い覆面の男がイギリス訛りの英語を話し、オレンジ色のジャンプスーツを着た2人の人質を脅している様子が映されている。2人の身元をフリーランスジャーナリストの後藤健二さんと民間の軍事業者の湯川遥菜さんと発表している。湯川さんは報じられるところによると、8月に現地の武装グループに拘束されていると伝えられていた。

ビデオで語っている人物は、日本人に向かって、「あなたがたの政府に国民の命を救うために2億ドルを支払う賢明な決断をするよう圧力をかける時間があなたがたには今から72時間ある」と話した。その男はナイフを振りかざし、「さもなければ、このナイフがあなたがたの悪夢になるだろう」と男は述べた。

「人質をとって脅迫をすることは許されない。我々は強い憤りを感じている」と安倍首相はイスラエルでの記者会見で述べた。

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