10年以上前に行方がわからなくなったイギリス製の宇宙探査機が火星の表面で見つかったと、イギリスの宇宙庁が1月16日に発表した。
着陸機「ビーグル2」は、航空宇宙局(NASA)の火星探査機マーズ・リコネサンス・オービターが撮影した画像に、パラシュートの1つが付いたまま部分的に展開している様子が写っていた。科学者は、2003年12月26日に形跡なく消えたその機械と再びコンタクトを取ったり、そこからデータを取り出したりすることは不可能だと語った。「これらの画像は火星着陸に成功したビーグル2と一致している」と、イギリス宇宙庁のデイビッド・パーカー長官はロンドンで記者団に述べた。