フロリダ州郡保安局のラグは、動物保護施設の方がぴったりだったかもしれない。
豪華な緑色のカーペットは、ピネラス郡保安局の紋章の模様を立派に示し、フロリダ州の名前と絵がプリントされている。
残念なことに、些細だが悲惨なスペルミスもあった。アメリカの貨幣や政府機関の多くの印章に見られる公式の標語“In God we trust”(われわれは神を信じる)ではなく、“In dog we trust”(われわれは犬を信じる)とプリントされていたのだ。
同局で働く人々が、ラグの上の小さなプリントに見えるタイプミスに気がつくまで数カ月かかった。今、彼らは、欠陥品の床を覆う物(ラグのこと)を良い目的のために売ろうとしている。
「ピネラス郡保安局は『不都合なものをラグの下に隠す』ことはしない」と、同局は声明で述べている。
「その『忌まわしい』ラグはどうするつもりかという問い合わせが増えていることから、保安局はこのラグを競売にかけて、地元の動物救護団体ケーナイン・エステーツ・インコーポレーテッドに全額を寄付することにした」と保安局は述べた。
同局は、新しいラグを発注しており、これには誤りがないことを願っている。