横綱白鵬は1月25日、大相撲初場所を通算11回目の全勝優勝で終えて、歴史的な大会を締めくくり、最後の栄冠で優勝を飾った。
白鵬は、13日目に通算33度目の賜杯を得て、史上最多記録を単独保持することになったが、千秋楽で横綱鶴竜を払いのけて15勝0敗で全勝するためには、蓄えたエネルギーの深みに達しなければならなかった。
白鵬が全勝を収めたのは2013年の夏場所ぶりだった。
戦後最高の力士だと長い間考えられている元横綱の大鵬はこれで、(優勝は)32回で(優勝記録が多い順の)リストの2番目となり、千代の富士がその次で31回となっている。
「本当に疲れましたが、大鵬親方を越えることができた今、大鵬親方に本当の意味で恩返しができたように感じています」と白鵬は語った。
「優勝するのが少し早すぎ、そのことについてはファンのみなさんに謝りたいです」と白鵬は笑いながら言った。
両国国技館は連続15日間ほぼ大入りで、このようなことが起こったのは1997年の初場所ぶりだった。