コペンハーゲンで単独の銃撃犯の手により2人が亡くなった後、同市の主要なシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)に2月15日、少数のグループの人々が恐れと抵抗の気持ちで集まった。
集まった人々は、犠牲者のうちの1人で、深夜過ぎにシナゴーグの外で殺害された37歳のデンマークの小さなユダヤ人コミュニティの一員のために祈り、花やキャンドルを置く人や、列席者名簿に署名する人もいた。
その銃撃は、同一の銃撃犯がイスラムについて討論と自由な演説が行なわれていた中央部のカフェを襲撃して55歳の男性が亡くなった数時間後に起こった。
2度目の銃撃のニュースと、犯人と思われる銃を持った男を警察が殺したという知らせでコペンハーゲンが朝を迎えたとき、人々は複雑な感情で反応した。
デンマークは、ナチスのホロコーストの時代にユダヤ人の大多数を守ることができたわずかな国々の1つであることを何十年間も誇りに思っていた。
この都市の人々の一部にとって、カフェとシナゴーグでの銃撃は、パリで1月に起こった襲撃のような暴力的な過激主義の惨劇と自分たちも無縁ではないことを思い起こさせるものだった。パリでは、ユダヤ教のおきてに従って調理された食品を売るスーパーマーケットにいた4人を含む17人が亡くなった。
アメリカのバラク・オバマ大統領の妻のミシェル・オバマさんは、ファーストレディとして3月中旬に初めて日本を訪問する予定で、ほとんどは私的な目的だと、日米関係に詳しい情報筋が2月15日に明らかにした。
ミシェル・オバマさんは、東京でシンポジウムに参加する予定だ。京都を訪れることも検討している。
アメリカ大統領は、昨年4月に国賓として来日したが、ミシェル・オバマさんは娘のマリアさんとサシャさんの学校行事のために、大統領に同行しなかった。今回は娘さんたちも母親とともに日本を旅行するかもしれないと、関係筋は話している。
ミシェル・オバマさんは、日本に滞在中に、安倍晋三首相の妻の安倍昭恵さんと会う可能性があるが、その訪問に「特に政治的な目的はない」と関係筋の1つは述べている。
ミシェル・オバマさんは旅行中に東南アジア諸国も訪れるかもしれない。
長野県飯山町で2月15日に開かれたイベントで、約630人の人々が1時間に1,585個の雪だるまを作り、新しいギネス世界記録を作ることに成功した。
1時間に作った雪だるまの数のその前の記録は、2011年にアメリカで達成された1,279個だった。
雪が降る中で、参加者は何も道具を使わずに1つ1つ雪だるまを作った。高さ約90センチ以上で、目鼻と枝などで作る両腕がある雪だるまだけが記録として認められた。
イベントの主催者は後で、ギネス世界記録の職員から認定書を受け取った。
このイベントに家族で参加した小口一花ちゃん(8)は、「雪がまとまらなくて大変だったけど楽しかった。記録が作れてうれしい」と話した。
自衛隊は2月15日、国外居住者を自然災害から避難させることを想定した訓練をタイで行なった。
これは、自衛隊法が改正され、避難の任務の目的で陸上輸送車を使用できるようになった後、日本人の陸上輸送を伴う自衛隊で初めての海外訓練だった。
タイ中央の軍用飛行場で行なわれたこの訓練は、大地震の直後に日本人を空輸することだった。
約170人が訓練に参加したと関係者は述べた。
埼玉県の航空基地の近くの教室にエアコンを設置するかどうかをめぐる3年間の議論は、2月15日に住民投票で頂点に達した。過半数がエアコン設置に賛成の票を投じた。
所沢市での低い投票率の中、投票者の65%が設置に賛成し、夏に開いている窓からの騒音を気にかけていた。
「自然と調和したライフスタイル」を求め、エアコンの使用に反対している藤本正人市長は、住民投票によって法的に制約を受けない。
東京を本拠地とするNPOによる3,858人の生徒を対象にした調査によると、首都圏の中高生の半分以上が、外見上合法の危険ドラッグを入手することができると考えているという。
警察は最近、この外見上合法の薬物(危険ドラッグのこと)を販売している店舗を強制捜査し、薬物の影響を受けている運転者に罰金を課すことで取り締まりを強化したが、この薬物は若者の間でますます広がっている。
危険ドラッグは刺激効果を持っているが、法律で明確には禁止されていない化学物質を含んでいる。
錦織圭選手は、2月15日の決勝戦で南アフリカのケビン・アンダーソン選手を6-4、6-4で破り、メンフィス・オープンのタイトルを3回連続で勝ち取った最初の男性になった。
「このトーナメントで誰もこれを達成していないということで、特別なことなので、素晴らしい気分です。しかし、ご存知のように、これを持ち続けるにはもっといいプレイをしなければならず、これからも前進し続けられればと思います」と錦織選手は語った。
錦織選手はアンディ・ロディック選手、トミー・ハース選手と3タイトル獲得で同じ順位に並んだ。ジミー・コナーズ選手は連続ではないが、4タイトルを獲得している。
ヨーロッパの債権者らは2月16日、ギリシャは現在の緊縮案を延長しなければならず、さもなければ、自ら債務の約束を果たさなければならなくなる―つまり、ギリシャがユーロを離脱する以外に選択肢がほとんど残されないという見通しに立ち向かわなければならないと言い、ギリシャに最後通告を発した。
与党・急進左派連合の新政府は、ギリシャの経済不振は緊縮案のせいだと非難した。この行き詰まりにもかかわらず、ギリシャのヤニス・バルファキス財務相は、合意に達するだろうと楽観的だった。
「ヨーロッパはいつものトリックを使って」行き詰まりから「良い合意を引き出すだろう」とバルファキス財務相は述べた。
2月16日にウクライナ東部の戦略的に重要な町で、ウクライナ政府軍とロシアが支援する分離派の間で激しい砲撃戦が続いた―ヨーロッパの指導者たちが数日前に調停したばかりの停戦協定を打ち砕く恐れがある戦闘だ。
2月15日の早くに発効した停戦の下で、両軍は前線から2月17日に重火器を引き上げはじめることとなっていた。
反抗勢力側は、行程を進めるために準備された条件に満足しておらず、その計画はすでに危機にあるように見える。
韓国の与党が支配する政権は2月16日、次期首相が同国のナンバー2の職にふさわしいかどうかをめぐる激しい政治的対立の後に朴槿恵大統領が選んだ首相を承認した。
一院制の国会は李完九氏の指名を148-128の投票で2月16日に承認した。議会の関係者によると、5人の議員が棄権したという。
李氏は与党の幹部議員で、盗用と兵役忌避を含む一連の疑惑に直面している。
シンガポールのリー・シェンロン首相は前立腺がんの手術を受け、全快する見込みだと、2月16日に首相官邸が発表した。
「手術は順調に進み、首相は完全に回復すると予想される」と、シンガポール・ジェネラル・ホスピタルの泌尿器科の主任医師、クリストファー・チェン教授が述べたと声明の中で引用された。
チェン医師は現在の前立腺がんと、リー氏(63)が1992年に診断されたリンパ腫との間には関連がないと話した。
イギリスは2月11日、先進的な自動運転車の公道での走行実験を承認した。関係者は、自動運転車は交通安全を改善すると述べた。
ロンドンの南東部グリニッジでの試作品のお披露目でクレア・ペリー運輸相は、「我々は半自動走行の自動車の4回の実験を正式に開始する。自動運転技術へ向かう第一歩だ」と述べた。「自動運転車は、交通安全にはとても良い。現在、事故の93%は運転手の誤りで起こっている。これには、人々の時間を解放し、一日に余剰の時間ができる機会もある」とペリー運輸相は語った。
中国で2万人の子どもを対象にした研究は2月5日、貧しい子どもは裕福な子どもたちよりもはるかに近眼になりにくいと発表した。近眼、すなわち近視は、中所得層の地域の陝西省で、所得がより少ない近隣の地域の甘粛省の2倍多く見られたと、アメリカ眼科協会の学会誌『眼科学』に掲載された研究が発表した。研究者たちは、4年生と5年生の児童の視力を検査した。陝西省の子どもの約23%が臨床的に著しい近視で、所得がより少ない甘粛省の2倍近くだった。甘粛省では近視の発症率が12.7%だった。
肺がんは今や先進国の女性の間でがんによる死亡の主因になっていると、2月4日に研究者たちが発表した。この新しい分析は、フランスにある国際がん研究機関と連携して米国がん協会の研究者たちが主導した。研究者たちは、この変化は喫煙の傾向を反映していると述べた。肺がんは先進国と発展途上国の両方で数十年の間、男性のがん死のトップだった。タバコの流行が、男性の後で女性の間でも根を下ろした。開発が進んでいない国では、乳がんがなお女性のがんによる死亡の主因となっている。
生後6日の未熟児がアメリカの病院で心臓移植を受けた最年少の幼児となったと、医師らと彼の誇らしげな両親が2月12日に述べた。乳児のオリバー・クロフォード君は、予定日よりも7週間早く、心臓に欠陥を持って生まれた後に、アリゾナ州のフェニックス小児病院で手術を受けた。心臓に欠陥があったため、彼の両親は彼が生き延びられると思わなかった。オリバー君は、1月9日に全国移植待機リストに載せられ、2日後に移植可能な心臓が見つかった。その乳児(オリバー君のこと)は、病院に入院しており、依然として肺が弱いが、病院によると「驚くほど元気」だという。
2月11日に『ランセット・サイキアトリー』誌で発表された63カ国での調査によると、毎年約4万5,000件の自殺が失業に起因しているという。健康の監視機関は、継続的な自殺リスクとして失業を考慮すべきだと、著者らは述べた。
スイスのチューリッヒ大学の研究者らは、63の経済国での2000年から2011年の死亡率のデータを研究した。この期間に、毎年約23万3,000件の自殺が記録され、そのうち約4万5,000件は失業に起因していた。金融危機が最も深刻な打撃を与えた2008年と2009年に、自殺の件数は約5,000件増加した。
新しい研究によると、心臓発作の直後に男性よりも若い女性のほうがより強いストレスを感じるといい、このことは女性のほうが回復が遅れることを説明するかもしれないという。「心臓発作の後、若い男性よりも若い女性のほうが死亡率が高いことが前から知られていた」と、コネティカット州ニューヘーブンにあるエール大学の産科学、婦人科学、生殖科学担当の助教授であり、(この研究の)主著者、Xiao Xu氏は述べた。「心臓発作の状態にかかわらず、女性全体においても、男性より女性のほうが強いストレスを経験する傾向がある」と同氏は述べた。「私たちの研究は、心臓発作を起こした若年及び中年の患者にこのような性差があることを確認した」
今年の初めにスノーボードに初めて挑戦した。スキーよりも修得するのが難しいと聞いていたので、少し緊張していた。スキーも上手ではなかったので特にそうだった。
スノーボードに挑戦することにしたのはなぜだったかわからない。特に雪が好きなわけでも、衣類を何層にも重ねて着るのが好きなわけでもない。だから、スノーボードに固定されたとき、足がすくむほど急な山をじっと見下ろして、友人に私が言えたのは「車に戻る方法はほかにないのよね?」だけだった。
人生では、上昇することを学ぶ;山を上ること、頂上に到達すること。スノーボードを習うことは、おそらくその逆、つまり降りること、を達成するために努力する数少ない機会の1つだ。素晴らしい友人のおかげで、私は山を下る途中で滑り、回転し、衝突しながら、安定した瞬間の得方を学ぶことができた。
どんなに転がったことか。優雅な転び方はなく、それは転ぶのを楽しむという人間の性質に反する。転ぶことを恐れるのは驚くことではない。「fall(転ぶ、落ちる)」という語は音も見た目も「fail(失敗する)」に似ている。しかし、スノーボードで、実は、うまく、しかも楽しく、転び、失敗することは可能だと知った。私は、肘の上に転んでケガにつながることがないように、腕を後方に思いっきり投げ出すように言われた。慣れるまで少しかかったが、何度か転んでから、できるだけ大げさに雪にぶつかり始め、しっかり防護されたヒトデのように柔らかい粉雪の上に着陸するようになった。
失敗する、逃げ出す、そしてひっくり返る。大失敗する、しくじる、そしてへまをする。私たちはこれらをどれも避けようとして人生のほとんどを過ごしている。しかし、スノーボードの旅の後、上手に転ぶ必要がある場面を一度は誰もが経験する必要があると私は思った。言語を学んでいる人、新しいスポーツに挑戦している人の誰もに、安心して試行錯誤し、しくじり、やりながら笑える環境でなさるように勧めたい。
たぶん、人生とは山々を制覇することではないのだろう。そうではなくて、たぶん、もしも足場を失ったり、滑ったり、疲れ果てたときに、安全に転ぶ最善の方法を見つけることなのだろう。私の場合、尻もちをつくことの受け入れ方を教えてくれるだけではなくて、辛抱強く、励まし、笑いながら、山を一緒に上ったり降りたりしてくれる友人たちを見つけられて幸運だった。まだ、雪も、何層にも衣類を重ねて着ることも特に好きにはなれないが、次にあの斜面を見つめる時は自分で降りていけると分かっている。
ユダヤ人の女性が離婚したがらない夫との離婚を望んだ際、ラビ(ユダヤ教の指導者)であるメンデル・エプスタインがこれを実行するために適正価格で誘拐集団を招集した可能性があると、連邦検事は発表した。
正統派ラビの誘拐集団は男性を拷問にかけて離婚を承認させるために残虐な手段を用いた可能性があると、検事は主張している。
検事によると、エプスタインはおとり捜査のFBI捜査官に対し、この作戦には少なくとも5万ドル(590万円)かかると話したという。
起訴状によると、誘拐チームは、手術用のメス、ねじ回し、ロープを所持していたという。息子や他の正統派ラビ3人と共に昨年5月に起訴されたエプスタインは、おとり捜査官に対し、毎年、あるいは1年半に1度、同様の誘拐を企てたと、起訴状に書かれている。
誘拐未遂罪でのエプスタインの裁判は、ニュージャージー州の連邦裁判所で2月17日に始まった。
エプスタインに対する告訴は、ユダヤ人女性たちの一部が「ゲット(get)」として知られる儀礼的なユダヤ教の離婚証書を手に入れるためにどれだけの苦労を強いられているかを明らかにした。女性は再婚するか、あるいは他の男性とデートする場合ですら女性はこれを必要とすると、ユダヤ教の法律に書かれている。